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【日経新春杯】エリザベス女王杯3着馬ライラックは消し ハイブリッド式消去法

2026/01/14 06:00
久保田大五郎
過去10年の日経新春杯『前走9着以下』かつ『前走が2400m以下』の成績,ⒸSPAIA

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5つのデータから絞れた馬は?

今週は京都競馬場で古馬のハンデGⅡ・日経新春杯が行われる。一昨年はブローザホーンがここで重賞初勝利を収め、その後宝塚記念を制覇。昨年は1着ロードデルレイが大阪杯で2着、2着ショウナンラプンタが天皇賞(春)で3着に入った。春のGⅠ戦線に向けても見逃せない一戦だ。

いつも通り過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。なお、アロヒアリイは「外傷のため回避」との報道もあったが、ひとまず登録があった全14頭を対象とする。

『前走9着以下』×『前走が2400m以下』★0.0%★

まずはいつも通り、前走着順が悪かった組から消去していく。今回の対象は「前走9着以下」で、その成績は【0-1-1-50】複勝率3.8%。この時点でほぼ消していいくらいの不振だ。好走2例はそれぞれ菊花賞、アルゼンチン共和国杯からの距離短縮。つまり前走が2400m以下だったケースは【0-0-0-30】と全滅していた。

下記の5頭が最初に脱落。出否不明のアロヒアリイは仮に出てきても消し。チャレンジC勝ち馬オールナットも、その一戦を除いて重賞では7着、9着、6着、10着に終わっている。すっぱり消してしまおう。

【今年の該当馬】
・アロヒアリイ
・オールナット
・サブマリーナ
・ドクタードリトル
・マイネルケレリウス

『美浦所属馬』×『6歳以上』★4.0%★

続いては東西の比較。地の利がある関西馬の方が強いレースで、過去10年では美浦【2-0-3-26】複勝率16.1%に対し、栗東【8-10-7-88】同22.1%というデータだ。

押され気味の美浦所属馬も5歳以下なら【2-0-2-2】と問題なく走るが、6歳以上だと【0-0-1-24】同4.0%。連対がなく、馬券に絡んだのは19年シュペルミエールの3番人気3着だけだった。高齢の関東馬は消しだ。

新たにマイネルクリソーラとライラックが消去となった。ライラックは明け7歳の牝馬。有馬記念を除外され、本来の予定が狂ってのスライド参戦となる。積極的に手を出したい臨戦過程ではない。

【今年の該当馬】
・マイネルクリソーラ
・(マイネルケレリウス)
・ライラック

『前走がOP・リステッド』×『前走上がり4位以下』★0.0%★

次に前走クラス別成績を見る。日経新春杯はGⅡといってもハンデ戦のため、昇級馬や格上挑戦馬の好走が目立っている。前走が条件戦だった馬は【3-4-4-12】複勝率47.8%と抜群の好成績だ。

逆に、そのアオリを食っているのが前走OP・リステッド組【0-1-1-16】同11.1%。特に、前走上がりが4位以下だった馬は【0-0-0-12】と馬券に絡めていない。

アンドロメダS(6着)で上がり11位だったリビアングラスがここでアウト。昨年京都記念で2着に好走した実績もあるが、当時は稍重馬場だった。良馬場では全成績【1-0-1-11】、3勝クラス以上での連対がない。軽視が妥当だろう。

【今年の該当馬】
・(ドクタードリトル)
・リビアングラス

『前走GⅢ組』×『社台ノーザン系生産馬』★0.0%★

前走クラス別でもうひとつ。先ほど述べた条件戦組の好成績によって、OP・リステッド組と同じように、前走GⅢ組も【1-1-1-35】複勝率7.9%と劣勢に立たされている。

なかでも生産が「社台ノーザン系」(※社台F、ノーザンF、追分F、社台コーポレーション白老Fとする)の馬は【0-0-0-16】と完全に沈黙していた。

やや変則だが、カタールのGⅢ・アミールトロフィー以来の実戦になるサトノグランツが消える。GⅡ・2勝の実績ゆえに仕方ないのだが、相変わらずハンデも重い。11か月休養明けの今回は条件が厳しい。

【今年の該当馬】
・(オールナット)
・サトノグランツ

『4歳馬』×『単勝5番人気以下』★0.0%★

最後は当日のオッズが絡むデータを用いて仕上げとする。過去10年の当レースで半数の5勝を挙げるのが「4歳馬」。成績は【5-5-2-21】複勝率36.4%で、確かに高確率で結果を出している。

ところが複勝回収率は60%と案外伸びていない。それもそのはず、好走した12頭はいずれも4番人気以内であり、5番人気以下は【0-0-0-13】だった。4歳馬から穴は出ない。

残っている馬のうち、4歳馬はゲルチュタール、コーチェラバレー、ヤマニンブークリエの3頭。ゲルチュタールは4番人気以内(=消去回避)が事実上は確定的で、格上挑戦のコーチェラバレーは消去の可能性が高い。ヤマニンブークリエがちょうど微妙なラインにいそうだ。

【今年の該当候補】
・ゲルチュタール
・コーチェラバレー
・ヤマニンブークリエ

5つのデータを終え、確実に残るのはシャイニングソード、ファミリータイムの2頭。当日のオッズ次第で最大5頭のラインナップだ。

注目はデビューからオール3着以内のシャイニングソード。父フランケル、母スタセリタ、つまり全姉にオークス馬ソウルスターリングがいる良血だ。中山と阪神内回りで連対を外したように、不器用で広いコース向き。京都外回りの芝2400mはいい舞台だ。文中に登場した通り、条件戦組も手ごろなハンデを味方に活躍するレース。期待が持てる。

推奨馬券は残った馬の馬連ボックスと、今回はシャイニングソードの単勝も付け加えておく。

《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。

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