【日経新春杯】“減点なし”ファミリータイムがデータで浮上 連軸ならゲルチュタールも信頼

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4歳馬が好調
2026年1月18日に京都競馬場で行われる第73回日経新春杯。東西金杯に続いてのハンデ戦で、来週に行われる小倉牝馬Sもハンデ戦。冬場はハンデ戦が多い気がするが、ともかく斤量差が発生することによって、レースが難解になるのは間違いない。データを生かして、混戦を紐解いていきたい。
そんな日経新春杯にはどのような傾向があるのか。ここでは過去10年の成績を基にして調べていきたい。
☆所属
美浦所属が2勝(2連対)、栗東所属が8勝(18連対)。好走率込みで栗東優勢であり、特に連対率では大きな差がついている。

☆性別
牝馬の出走は11頭と少なく、馬券に絡んだのは2021年のミスマンマミーア(2着)だけ。

☆年齢
勝率15%、連対率30%を超える4歳がここではプラスデータ。年齢が上がるとともに好走率が下がる傾向で、7歳以上は馬券に絡んでいない。

☆前走クラス
勝ち馬が出ているのは、重賞か3勝クラス組。中でも、3勝クラス組は馬券に絡む確率が50%近くもある。

☆主な前走
最も連対頭数が多いのは菊花賞組で4連対。連対率や複勝率も悪くない。一方、サンプル数が多めのアルゼンチン共和国杯組は15頭が出走し、連対したのは2023年のキングオブドラゴン(2着)のみと不振だ。

☆前走着順
まんべんなく勝ち馬が出ている中で、勝率が高いのは前走5着(25.0%)で、連対率では前走4着(44.4%)。10着以下から勝ち馬が出ていない。

☆前走人気
前走で1番人気や、4番人気に支持されていた馬の好走率が高い。一方で前走3番人気、5番人気からは勝ち馬が出ていない。

☆その他
前走が阪神競馬場だった馬、もしくは前走で0.8秒以上負けていた馬からは勝ち馬が出ていない。

連対率44.4% 前走1番人気馬に注目
日経新春杯のデータをまとめてみよう。今回の登録馬に該当するデータは、以下の通り。
【好走率アップ】
A「栗東所属」
B「4歳」
C「前走3勝クラス、菊花賞」
D「前走4着」
E「前走1番人気、4番人気」
【勝ち馬なし】
F「牝馬」
G「前走2勝クラス、OP/L」
H「前走10着以下」
I「前走5番人気」
J「前走阪神競馬場」
K「前走0.8秒以上負け」
【連対馬なし】
L「7歳以上」
最初に、プラスデータを勝率順に並べてみる。

最も多くのプラスデータに該当するのは4項目のゲルチュタール(ABCD)。プラスデータ3つの馬がいないことからも断トツの存在……になるはずだったが、勝ち馬が出ていないI「前走5番人気」に当てはまっているのが惜しい。
ただ、連対率44.4%のD「前走4着」に唯一当てはまる馬でもあり、馬連や3連複の軸なら同馬から入るのもありだ。では、1着候補はどの馬かとなるが、まずマイナスデータ「F~L」に該当しないのは、サトノグランツ(A)、シャイニングソード(AC)、ファミリータイム(AE)の3頭のみだった。
A「栗東所属」については、プラスデータ内で最も勝率が低いので、Aのみのサトノグランツは脱落。残る2頭の比較では、勝率が2番目に高いE「前走1番人気」に該当するファミリータイムを上に取りたい。よって、本命はファミリータイム。そして前述したゲルチュタールを対抗とする。
続いては3番手以下を決めていく。ここからは連対なしL「7歳以上」に非該当の馬を対象とする。プラスデータを連対率順に並べると、以下のようになる。

プラスデータ2つに該当し、連対率が2番目に高いE「前走1番人気」を持つリビアングラス(AE)が3番手。連対率3位のE「前走4番人気」に唯一当てはまるオールナット(AE)を4番手に選ぶ。
最後は、複勝率が50%近くもあるC「前走3勝クラス」のシャイニングソードを押さえとする。
◎ファミリータイム
◯ゲルチュタール
▲リビアングラス
△オールナット
×シャイニングソード
《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。
SPAIA競馬の初期から携わってきましたが、今回で一旦区切りとさせていただきます。これまでお世話になった方々、そして見てくださったすべての方々、ありがとうございました!
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