【天皇賞(秋)】近年のトレンドを押さえた特注血統馬 リオンディーズ産駒ミュージアムマイルに熱視線

SPAIA編集部

ミュージアムマイルの血統,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

「天皇賞(秋)適性」の高さを感じる血統

11月2日に東京競馬場で行われる第172回天皇賞(秋)。サンデーサイレンスやシンボリクリスエス、グラスワンダーをHail to Reason系として括るとすれば、この10年はHail to Reason系かキングカメハメハ系からしか勝ち馬が出ていない。それだけこの2大血統が中距離で幅を利かせているということだろう。

今年のメンバーを見てもその2大血統の強さがよく現れているが、今回はその中でもミュージアムマイルを取り上げたい。


ミュージアムマイルの血統,ⒸSPAIA


キングカメハメハ系リオンディーズ産駒の3歳牡馬で、父の代表産駒といえばテーオーロイヤルやサンライズホークなどが挙がる。

ミュージアムマイルを含めた3頭に共通するのが、母の父はHail to Reason系ということ。これがリオンディーズ産駒の成功パターンなのだろう。

また、ミュージアムマイルは母の父がハーツクライ。昨年の優勝馬ドウデュースの父で、祖母の父フレンチデピュティ、曾祖母の父ノーザンテーストは昨年の2着馬タスティエーラと同じ。天皇賞(秋)に適性ピッタリの血統として期待したい。

《関連記事》
【天皇賞(秋)】過去10年のレースデータ
【天皇賞(秋)】古馬代表メイショウタバルに挑む3歳馬 マスカレードボールは実績、臨戦とも文句なし
騎手、種牡馬の東京巧者を徹底検証 芝はルメール騎手以外に池添謙一騎手も狙い目