【菊花賞】3000mも雨も大歓迎 エキサイトバイオが秋の長距離戦で輝く

SPAIA編集部

エキサイトバイオの血統,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

天も味方に一発期待

10月26日に京都競馬場で行われる第86回菊花賞。「強い馬が勝つ」と言われるレースだが、一昨年は3勝クラスを勝ったばかりの馬が優勝した。今年も1勝クラスや2勝クラスを経由してきた馬がたくさん登録している。

実力通りかといえば「?」なのだが、「勝った馬が強い」のも競馬である。能力はもちろん、スタミナ満点の馬が台頭するのも、長距離GⅠらしくていいのかもしれない。

今回は皐月賞の当記事で「先々まで楽しめる」と推したエリキングも出てくるが、エキサイトバイオを取り上げたい。


エキサイトバイオの血統,ⒸSPAIA


父レイデオロはキングカメハメハ直仔で、曾祖母はウインドインハーヘア。つまりディープインパクトと同じ一族。昨年の菊花賞馬アーバンシックも、曾祖母がウインドインハーヘアだった。

母系に目を向けると、母アニメイトバイオは秋華賞2着馬で、父が秋の古馬GⅠ3連勝を達成したゼンノロブロイ。さらに母の弟は菊花賞2着のレインボーラインと、ともにこの時期の中・長距離GⅠで結果を残しているところが心強い。

今のところ26日は雨予報となっているが、曾祖母の父は「重馬場の鬼」レインボーアンバー。上記のレインボーラインも、13番人気で3着に突っ込んだ天皇賞(秋)が不良馬場だった。馬場が悪化すればするほど、楽しみが増える。

《関連記事》
【菊花賞】神戸新聞杯3着ジョバンニ、前走7馬身差勝ちマイユニバースは消し ハイブリッド式消去法
【菊花賞】「ダービー大敗の皐月賞5着以内馬」は複回収率177% データで導く穴馬候補3頭
【菊花賞】過去10年のレースデータ