エネルジコが2着ながら出走馬最高の「114」を獲得 JRAが新潟記念などのレースレーティングを発表

SPAIA編集部

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8月30、31日の重賞・オープン特別競走が対象

日本中央競馬会(JRA)は8月30日と31日に行われた平地重賞競走、リステッド競走、その他のオープン特別競走のレーティングを4日、発表した。

レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標で、着差・負担重量などをもとに国際的に統一された基準によって数値化されたもの。GⅠ競走については出走した全馬、その他クラスの競走に関しては各レースで4着までに入った馬が対象となっている。

日曜新潟メインで行われた新潟記念では、勝ったシランケドが「107」を記録。GⅠ馬が出走するなど例年以上に好メンバーが揃ったレースで、上がり最速32.4秒の末脚でまとめて差し切り、重賞2勝目を挙げた。

勝ったシランケド以上のレーティング「114」を獲得したのが2着のエネルジコ。唯一の3歳馬として斤量56kgを背負い、並み居る古馬相手に半馬身差の2着。秋の飛躍を期待させる素晴らしいレースを見せた。

また、中京メインレースで新設重賞の中京2歳ステークスを2歳日本レコードで勝利したキャンディードが「108」を獲得した。タイム差なしの2着スターアニスが「107」で、2着から7馬身差の3着マイケルバローズが「93」だったことからも、キャンディードとスターアニスが抜けた高評価となった。

このほか、先週行われたレースのレーティングはJRA公式サイト(https://www.jra.go.jp/news/202508/082802.html)で確認できる。

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