【ローズS予想印まとめ】オークス馬カムニャックは相手評価まで テレサ、ミッキージュエリーら「上がり馬」に熱視線

SPAIA編集部

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血統なら「ディープインパクト内包馬」

14日に阪神競馬場で行われるローズステークス(GⅡ・芝1800m)。2年ぶりに阪神コースに戻ってきた今年は、オークス優勝馬カムニャックを筆頭に、同3着タガノアビー、同4着パラディレーヌらオークス組に加え、NHKマイルC3着のチェルビアットなど春の有力馬を中心に18頭が集結した。SPAIA予想陣3者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

2025年ローズSのSPAIA予想まとめ,ⒸSPAIA


意外にも、予想陣の本命馬の中にカムニャックの名前は見当たらなかった。京都大学競馬研究会は同馬について、トライアルの今回は「仕上げてこない」可能性に言及。加えて、オークス出走馬たちの次走内容からオークスのレースレベルがやや疑わしい点も考慮して3番手評価にとどめた。他も2、3番手評価までとしているように、実績や能力を評価しつつも、あくまで“前哨戦仕様”である点などは考慮しておきたい。

京都大学競馬研究会はテレサを本命に抜てきした。前走・2勝クラス戦では、春の若葉賞(L)で牡馬クラシック戦線の実績馬たちを相手に3着健闘したミッキーゴールドに勝利。勝ち時計も翌週同コースの3勝クラスを上回っていた点から、今回のメンバーで上位のポテンシャルを秘めているとして期待を寄せる。

一方、血統解説コラムを連載する坂上明大氏も、2勝クラスを突破して臨むミッキージュエリーを本命指名。阪神開催だった直近6回で【5-4-1-23】と抜群の成績をマークするディープインパクト内包馬であることに加え、長距離向きの配合形から「舞台適性はメンバー屈指」の一頭と熱視線を送る。

AI予想エンジンKAIBAはルージュソリテールを推奨。奇しくも坂上氏が挙げたディープインパクト内包馬であり、血統の裏付けも十分。父ロードカナロア×母父ディープインパクトの組み合わせは23年の2着馬ブレイディヴェーグと同じ組み合わせという点も魅力的だ。

2番手評価以降では、前述のカムニャックをはじめタガノアビー、パラディレーヌ、チェルビアット、タイセイプランセスと春の重賞実績馬がズラリと並ぶ。一定以上のパフォーマンスには期待できるだけに、押さえとしての信頼度は高そうだ。

AI予想エンジンKAIBA
◎ルージュソリテール
◯タガノアビー
▲カムニャック
△ミッキージュエリー
×ミッキーマドンナ

京都大学競馬研究会
◎テレサ
◯チェルビアット
▲カムニャック
△ミッキージュエリー
×パラディレーヌ

坂上明大(血統分析)
◎ミッキージュエリー
◯カムニャック
▲パラディレーヌ
△タイセイプランセス

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