【紫苑S予想印まとめ】本命は満場一致でリンクスティップ 「血統」「脚質」が追い風のロートホルンに警戒

SPAIA編集部

紫苑S SPAIA予想,ⒸSPAIA

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きさらぎ賞の内容を高評価

7日に中山競馬場で行われる紫苑S(GⅡ・芝2000m)。2016年に重賞へ昇格して以降、ヴィブロス、ディアドラ、ノームコア、スタニングローズなど後のGⅠ馬を多数輩出し、年々存在感を高めている注目の一戦で、SPAIA予想陣3者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

2025年紫苑SのSPAIA予想まとめ,ⒸSPAIA


夏競馬期間中は“本命バラバラ”の傾向が続いていたが、今回は三者の本命が揃った。満場一致の最高評価を得たのは、オークス5着馬のリンクスティップだ。

東大ホースメンクラブはリンクスティップについて、桜花賞3着やオークス5着の結果以上にきさらぎ賞2着の内容を高評価。後のダービー4着サトノシャイニング、3着ショウヘイら牡馬の世代トップクラスを相手に先行して2着に好走した点を強調し、今回のメンバーであれば突き抜けてもおかしくないと述べた。

データとしても、重賞昇格後の9回は前走オークス組が【4-6-4-22】と連対馬18頭のうち10頭と優勢。さらに前走5着以内は【2-1-1-3】勝率28.6%、複勝率57.1%と抜群の安定感を誇っており、逆らう余地は少ない。

本命の次に目立っているのがロートホルンで、2番手評価を打った東大ホースメンクラブはじめ、全員が印を打った。血統解説記事を連載する坂上明大氏は、過去10年の紫苑Sで【4-3-4-8】複勝率57.9%、複回収率136%と優秀な「Seattle Slew」内包馬に注目。これに該当し、前が手薄なメンバー構成という点からも、本馬の単騎逃げに期待を寄せる。

以下、エストゥペンダ、ジョスラン、テリオスララの3頭が2つの印で続いており、この辺りまでは注意しておきたい。

AI予想エンジンKAIBA
◎リンクスティップ
◯エストゥペンダ
▲ジョスラン
△ロートホルン
×テリオスララ

東大ホースメンクラブ
◎リンクスティップ
◯ロートホルン
▲ダノンフェアレディ
△マイスターヴェルク

坂上明大(血統分析)
◎リンクスティップ
◯テリオスララ
▲エストゥペンダ
△ジョスラン
☆ロートホルン

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