パンジャタワーがNHKマイルCに続く「115」獲得 JRAがキーンランドCなどのレースレーティングを発表

SPAIA編集部

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8月23、24日の重賞・オープン特別競走が対象

日本中央競馬会(JRA)は8月23日と24日に行われた平地重賞競走、リステッド競走、その他のオープン特別競走のレーティングを28日、発表した。

レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標で、着差・負担重量などをもとに国際的に統一された基準によって数値化されたもの。GⅠ競走については出走した全馬、その他クラスの競走に関しては各レースで4着までに入った馬が対象となっている。

日曜札幌メインで行われたキーンランドカップでは、勝ったパンジャタワーが「115」を記録。3歳馬でありながらGⅠ勝ちの実績から古馬と同じ別定57kgを背負う厳しい条件となったなか、上がり最速33秒9で突き抜ける貫禄Vで重賞3勝目を手にした。

なお、「115」は自身が前走のNHKマイルカップで獲得した数値と同等。これまでの重賞3勝は1400m、1600m、1200mとすべて異なる距離で、秋には1500mの距離で行われるオーストラリアの高額賞金重賞・ゴールデンイーグルを目指すことが伝えられている。幅広い適性を見せている逸材が今後どんな路線を歩んでいくのか、引き続き注目だ。

また、新潟のメインレース・新潟2歳ステークスは勝ったリアライズシリウスが「109」をマーク。2着タイセイボーグと3着フェスティバルヒルが「101」だから一頭抜けた高評価となった。無傷の2連勝で重賞タイトルを掴んだポエティックフレア産駒。こちらも今後の動向に注目が集まる。

このほか、先週行われたレースのレーティングはJRA公式サイト(https://www.jra.go.jp/news/202508/082802.html)で確認できる。

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