【新潟記念予想印まとめ】混戦ムードの本命争い ブレイディヴェーグとクイーンズウォークが一歩リード
SPAIA編集部

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2番手以下の印まで要注意
31日に新潟競馬場で行われる新潟記念(GⅢ・芝2000m)。23年エリザベス女王杯覇者ブレイディヴェーグをはじめ、3戦無敗の3歳馬エネルジコ、今春のヴィクトリアマイルで勝ち馬とタイム差なしの激戦を演じたクイーンズウォーク、シランケドなど豪華メンバーが秋の大舞台に向けて始動する注目の一戦。SPAIA予想陣4者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

本命馬は予想陣4者で割れた。2番手評価馬まで広げても2票入ったのはブレイディヴェーグただ1頭だった。
同馬を本命に選んだ坂上明大氏は血統解説コラム内にて、過去10年で【8-5-2-24】勝率20.5%、単回収率310%と大活躍している「Mill Reef内包馬」に注目。同血脈を持つことに加え、前走安田記念で0.3秒差の4着に好走する能力の高さから「能力面、適性面ともにメンバー中屈指」と高評価した。
唯一の3歳馬エネルジコを本命に推したのは東大ホースメンクラブ。前走の青葉賞は2400m戦ながら前半1000m59秒9と流れたなか、外を回って加速ラップで勝利した内容は、クビ差以上の価値があったと説明。また、過去10年では青葉賞と同コースのダービー組が【2-0-0-3】と結果を出していること、外有利となっている今の新潟で外枠を引けたこともプラス材料に挙げ、「秋以降に繋がる走りを見せてほしい」と期待を寄せる。
AI予想エンジンKAIBAが推奨するクイーンズウォークは「前走520kg以上かつ6歳以下」【3-0-2-5】という大型馬優勢のデータに合致。さらに、左回りでは【3-0-0-1】と安定しており、ローズSや金鯱賞を制した左回り・2000mの舞台適性からも有力候補だ。
一方、データ予想派の門田光生氏は実績馬ではなく、上がり馬のアスクカムオンモアを本命に指名。多くの有力馬が「前走479kg以下」や「牝馬」(ともに過去10年で勝ち馬が1頭のみ)などの割引材料を抱えるなかで、同馬は一切のマイナスデータに該当しなかったことを強調した。
対抗以下ではヴィクトリアマイル3着のシランケドのほか、昨年覇者シンリョクカやサマー2000シリーズ優勝が懸かったヴェローチェエラ、コスモフリーゲンにも複数印が入っており、混戦模様を呈している。
AI予想エンジンKAIBA
◎クイーンズウォーク
◯ブレイディヴェーグ
▲コスモフリーゲン
△シランケド
×エネルジコ
東大ホースメンクラブ
◎エネルジコ
◯シランケド
▲シンリョクカ
△ヴェローチェエラ
×クイーンズウォーク
×ディープモンスター
坂上明大(血統分析)
◎ブレイディヴェーグ
◯シンリョクカ
▲シランケド
△クイーンズウォーク
×ダノンベルーガ
×サスツルギ
×アスクカムオンモア
×エネルジコ
門田光生(データ予想)
◎アスクカムオンモア
◯ヴェローチェエラ
▲クイーンズウォーク
△コスモフリーゲン
×ナムラエイハブ
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