【中京記念予想印まとめ】「勢い」のキープカルムか「能力最上位」エコロヴァルツか 編集部員は大穴を本命抜擢

SPAIA編集部

中京記念 SPAIA予想,ⒸSPAIA

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唯一印が重なった実績馬も要警戒

17日に中京競馬場で行われる中京記念(GⅡ・芝1600m)。サマーマイルシリーズ第3戦に、しらさぎステークスを勝ってポイントランキング首位タイを走るキープカルムが登場。そこに春のマイルGⅠを戦ったウォーターリヒトにエコロヴァルツ、3歳牝馬のマピュースも参戦するほか、昨秋のマイルチャンピオンシップ2着馬エルトンバローズが復帰と、例年以上に豪華なメンバーが揃った。

直近の充実度を取るべきか、はたまた久々でもこれまでの実績を重視すべきか。どこからでも入れそうな難解な一戦で、SPAIA予想陣3者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

2025年中京記念のSPAIA予想まとめ,ⒸSPAIA


やはりと言うべきか、3者の本命はバラバラとなった。AI予想エンジンKAIBAは前走で重賞初勝利を挙げ、勢いに乗るキープカルムが本命。夏のマイル王のタイトルもかかるとあって、陣営もより一層気合いを入れて臨んでくることだろう。

データ面でも、中京開催直近6回(過去10年)では前走でメンバー中最速の上がり3ハロンタイムを記録していた馬が【1-3-3-1】複勝率87.5%の好成績。その前走が中京競馬場以外だと驚異の複勝率100%という頼もしいデータもある。連続好走に期待大だ。

キープカルムについては編集部ざきおも対抗の高評価を与えた一方、京都大学競馬研究会はキープカルムを無印とし、エコロヴァルツに本命を打った。

「先行勢が手薄なメンバー構成」から「序盤~中盤で追走力をあまり必要としない展開」と予想したうえで、「高い瞬発力を前目の位置から発揮できる馬」にフォーカス。直近3戦は勝利こそないものの1600~2000mのGⅠ・GⅡで国内屈指の強豪を相手に善戦ができており、「今回のメンバーでは順当に能力最上位の一頭」と高く評価した。

エコロヴァルツに関してはKAIBAも印を入れている一方、今度は編集部ざきおが無印。こちらはジューンオレンジを本命に抜擢している。

近走は牝馬限定の重賞でも6着、7着と苦戦を強いられており、今回のメンバーではかなり人気を落とすことが予想されるが、ざきおは同馬の瞬発力に注目。直近の3戦は直線が短いトリッキーなコースが向かなかったとみて、今回は「中京コース×良馬場」での一変に期待を寄せた。

キープカルムは京大抜け、エコロヴァルツはざきお抜け、ジューンオレンジはざきおしか印が入っていないという結果となったなか、唯一3者の印が被ったのが昨秋以来の長期休養明けとなるエルトンバローズ。KAIBAと京都大学競馬研究会が対抗、ざきおも3番手と本命にはあがらなかったが、3者から高い評価を受けている。

昨年の毎日王冠(GⅡ)3着馬、マイルチャンピオンシップ(GⅠ)でも2着に入った実績馬で、力さえ出せれば突き抜けても何ら不思議はない。警戒が必要だ。

AI予想エンジンKAIBA
◎キープカルム
◯エルトンバローズ
▲ウォーターリヒト
△エコロヴァルツ
×ブルーミンデザイン

京都大学競馬研究会
◎エコロヴァルツ
◯エルトンバローズ
▲マピュース
△ウォーターリヒト

編集部(ざきお)
◎ジューンオレンジ
◯キープカルム
▲エルトンバローズ
☆トランキリテ

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