一刀両断!消しの人気馬~8月17日~ 前走好内容も相手関係に疑問符
SPAIA編集部

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札幌記念で“消し”の一頭
今週行われるレースの中から、編集部員が選んだ「危険な人気馬」を公開! 今回は編集部ゲンが札幌11Rの札幌記念から指名。忖度なしの真剣(ガチ)予想で挑みます。
※「消しの人気馬」とは、上位人気が想定される馬の中で、担当者が「3着以内に来ない」と判断した馬となります。
今週の「消しの人気馬」
札幌11R 札幌記念
・ハヤテノフクノスケ
前走の函館記念は3コーナー通過順位の下位6頭が、7着以内を占めた、極端な前崩れの展開だった。その中で、3角4番手から2着に粘った点は評価できる。
しかし、展開利を受けながらも本馬を交わせなかった顔ぶれを見ると、重賞実績のない馬や、450kg台の馬体で59kgを背負わされたアルナシームであり、重賞としては層の薄いメンバー構成だった。GⅠを見据えるような実力馬が集う札幌記念において、この結果を強調材料とするのは難しい。
また前走内容を根拠として、札幌記念でパフォーマンスを上げるには、前崩れの展開にならないことが前提となる。しかし、メンバーを見渡すと、ハイペースを誘発した函館記念組に加え、ホウオウビスケッツ、ケイアイセナなどの先行勢がそろっている。
最有力候補の一頭であるホウオウビスケッツをマークしてレースが早めに動く展開も想定され、開催が進んで荒れた馬場状況まで考慮すれば、前走のように好位を取れたとしても位置取りの優位性は見込みづらい。
加えて、前走は56kgという手頃なハンデだったことも見過ごせない。定量戦の今回、錚々たる実績馬を相手に、同等の条件で戦えるという根拠は乏しい。以上の理由から、今回は消し評価とする。
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