【クイーンS予想印まとめ】アルジーヌに本命2つ、血統特注はアリスヴェリテ “GⅠ上位組”に熱視線
SPAIA編集部

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本命はヴィクトリアマイルで健闘した2頭
3日に札幌競馬場でクイーンステークス(GⅢ・芝1800m)が行われる。春のヴィクトリアマイルで掲示板内に入ったアルジーヌ、アリスヴェリテをはじめとした重賞実績が豊富な実力馬に加え、3歳世代からは3週連続の重賞制覇を狙う“キング姐さん”ことレイチェル・キング騎手を背に、フラワーカップ勝ち馬レーゼドラマが参戦する。
3歳から6歳まで、様々な世代から強豪が集結。実力伯仲のメンバー構成となった一戦で、SPAIA予想陣3者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

AI予想エンジンKAIBAと東大ホースメンクラブの本命はアルジーヌで一致した。昨年12月にターコイズステークス(GⅢ)を制し、今年は阪神牝馬ステークス(GⅡ)2着にヴィクトリアマイル(GⅠ)4着と牝馬限定のマイル路線でハイパフォーマンスを続ける5歳馬。今回は200mの距離延長となるが、もともと1800mに【4-1-1-0】と良績が集中しており、昨年もこのレースで3着と好走していることから不安はない。
東大ホースメンクラブも「ターコイズS~ヴィクトリアマイルにかけて、今回戦うメンバーのうち6頭に先着経験があり、実績はトップクラス。疑う余地はない」とその実力に太鼓判を押す。データ面でも「前走GⅠ4着以内」は勝率33.3%、複勝率66.7%の好成績で、重賞2勝目に向けて視界は良好だ。
一方、そのアルジーヌを“押さえ”までに留めた血統分析の坂上明大氏はアリスヴェリテを本命に推す。昨年6月に京都芝2000mで行われたマーメイドステークスの勝ち馬で、前走のヴィクトリアマイルは15番人気5着。勝ち馬と0秒1差の大健闘だった。
坂上氏は過去10年のうち札幌で行われた9回分の傾向からDanzig(ダンチヒ)内包馬にフォーカス。昨年もコガネノソラとボンドガールがワンツーを決めるなど、直近9回で5勝を荒稼ぎしている特注血統であり、今回のメンバーではアリスヴェリテが血統注目馬として浮上。また、「強力なライバルがいない今回も単騎逃げが叶いそう」と展開面の恩恵にも期待を寄せている。
その他、本命こそつかなかったが、ココナッツブラウンはKAIBAと坂上氏が対抗の高評価。また、フェアエールングも東大ホースメンクラブと坂上氏が3番手かつKAIBAも4番手と3者から印が回っており要注目だ。
AI予想エンジンKAIBA
◎アルジーヌ
◯ココナッツブラウン
▲クリスマスパレード
△フェアエールング
×パレハ
東大ホースメンクラブ
◎アルジーヌ
◯レーゼドラマ
▲フェアエールング
△フィールシンパシー
坂上明大(血統分析)
◎アリスヴェリテ
◯ココナッツブラウン
▲フェアエールング
△クリスマスパレード
×レーゼドラマ
×アルジーヌ
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