【しらさぎS】“勝率30％”該当のダイシンヤマト本命　実績馬チェルヴィニア、レーベンスティールは無印

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好データは「前走1着」と「前走5番人気」

2025年6月22日に阪神競馬場で行われる新設重賞、第1回しらさぎステークス。マイル路線整備のため、昨年まで米子Sとして行われていたレースをしらさぎSと改名して行われる。

米子Sはオープン（L）競走だったが、7月に行われていた中京記念（今年は8月施行）にも複数の連対馬を送り込んでいるように、重賞級のメンバーが揃うこともあった。

よって今回は米子Sの過去10年（2024年京都開催含む）成績を基に検証していく。

☆所属
美浦2勝（2連対）、栗東8勝（18連対）。数字上は栗東所属が圧倒的に有利だが、美浦所属馬は10年で18頭しか出走していない。

☆性別
牡馬・セン馬6勝（14連対）、牝馬4勝（6連対）。勝率、連対率、複勝率とも牝馬が上回っており、ここは牝馬優勢としたい。

☆年齢
勝ち馬が出ているのは3～6歳の4世代。7歳以上から連対馬は出ていない。3歳馬は2頭の出走しかないが、そのうち1頭が勝利している。今年は3歳牝馬のダンツエランが登録しているが、頭数が少なく参考データ扱いとする。4、5、6歳馬の中では、5歳馬の好走確率が最も高くなっている。

☆前走着順
勝率30％の前走1着馬が強い。前走2、3着馬から勝ち馬が出ておらず、前走5着馬から連対馬が出ていない。

☆前走人気
勝率30％の前走1番人気と、連対率50％の前走5番人気がプラスデータ。また、前走3番人気から勝ち馬、前走4番人気から連対馬は出ていない。

☆前走距離
同距離の1600mから転戦してきた馬の成績がいい。サンプルは少ないが、前走2000mだった馬で馬券に絡んだ馬はいない。

☆その他
前走0.5秒差以内で負けていた馬からなぜか勝ち馬が出ていない。また、前走520kg以上だった馬から馬券に絡んだ馬はいない。

信頼できるのは前走1着馬

しらさぎSのデータをまとめてみよう。今回の登録馬に当てはまるデータは以下の通り。

【好走率アップ】
A「牝馬」
B「5歳馬」
C「前走1着」
D「前走5番人気」
E「前走1600m」

【勝ち馬なし】
F「前走3着」
G「前走3番人気」
H「前走0.5秒以内差負け」

【連対馬なし】
I「7歳以上」
J「前走4番人気」

最初に、プラスデータを勝率順に並べてみる。結果は以下の通り。

登録馬とデータを照らし合わせてみたが、いつもほどハマっていない感じがする。そんな中で、本命候補はプラスデータを3つ持つダイシンヤマト（BCE）。勝率30％の優秀データC「前走1着」に該当するのも心強い。

続いて、連対率順に並べると、以下の通りとなる。

ここからは連対馬がいない「I～J」に該当しない馬が対象となる。プラスデータを2つ持つのは、シヴァース（CE）、ニホンピロキーフ（BE）、ラケマーダ（BC）の3頭だ。

連対率が最もいいのはD「前走5番人気」だが、これに該当する馬はいない。続いてC「前走1着馬」、A「牝馬」、B「5歳馬」、E「前走1600m」と続く。

3頭のうち、Cを持っていないニホンピロキーフが4番手。残った2頭では、上位2番目（C）と4番目（B）に該当するラケマーダが○、2番目（C）と5番目（E）を持つシヴァースを▲とする。

あと1頭は、連対率が50％のD「前走5番人気」に唯一該当するデビットバローズとする。

◎ダイシンヤマト
○ラケマーダ
▲シヴァース
△ニホンピロキーフ
×デビットバローズ

《ライタープロフィール》
門田 光生（かどた みつお）
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 梅雨入りしたと思ったら、もう明けるとか。今年の宝塚記念は、ピンポイントで梅雨の時期に移動したことになります。メイショウタバルには、まさに恵みの稍重馬場となったのかも。もちろん、良馬場でも勝っていた可能性もありますけどね。

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