【府中牝馬S】AIの本命はカナテープ 「前走1800m&上がり最速V」に勝率50%データ
SPAIA編集部

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AIは非重賞組を高評価
22日に東京競馬場を舞台に争われる府中牝馬S(GⅢ・芝1800m)。昨年までは阪神芝2000mを舞台に「マーメイドS」として行われていたが、今年からは競走名を改め、舞台も東京芝1800mへと変更された。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:カナテープ
●短評
美浦・堀宣行厩舎に所属するロードカナロア産駒の6歳牝馬。長い間、3勝クラスで足踏みを続けたが、前走の初音Sで待望のオープン入りを果たしここに挑む。
その前走で破ったアドマイヤマツリは後に3勝クラスと福島牝馬S(GⅢ)を連勝。ヴィクトリアマイル(GⅠ)でも0.3秒差の7着に善戦する実力馬に先着した本馬の能力も重賞級といっていい。キャリア4勝を挙げている得意舞台に加え、53kgと手頃な斤量で臨める今回は重賞初制覇の好機だ。
●データ
秋に開催されていた旧・府中牝馬Sの過去10回分データを参照すると、「前走上がり1位」が【5-2-1-13】と期間内半数の5勝をマークしている。そのうち前走が今回と同距離の1800mかつ、そこで勝利していた馬は【3-0-0-3】(競走中止含む)勝率50.0%と抜群のデータが浮上する。20年には7番人気サラキアが、22年には12番人気イズジョーノキセキがそれぞれ穴を開けたという点でも注目だ。
このほか、同期間では前走が3勝クラスまたはOP/Lだった馬が【5-2-0-26】と5勝を挙げており、昇級初戦の本馬にとっても心強い。また、旧・府中牝馬Sは別定重賞であったが、本レースはハンデ戦のため前走非重賞組や重賞での実績に乏しい馬たちに斤量の恩恵がある。AIの印を見ても、上位3頭はいずれも前走で条件戦を走っていた馬たちとなっている。
AI予想エンジンKAIBA
◎カナテープ
◯ラヴァンダ
▲カニキュル
△タガノエルピーダ
×フィールシンパシー
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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