【日本ダービー】海外ダービー馬含めると4代制覇? サトノシャイニング&武豊騎手以外に快挙かかる馬も

SPAIA編集部

2025年日本ダービー、ダービー馬はダービー馬からアイキャッチ,ⒸSPAIA(作画・キナ酸ラクトン)

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国外ダービー馬まで含めれば親子4代制覇に?

今週末はついに東京競馬場で第92回東京優駿、通称「日本ダービー」(GⅠ・芝2400m)が開催されます。2022年に生産された7950頭の3歳馬の頂点が決まる大一番。今年も18頭の優駿が集まりました。

もちろん世代最高峰のレースに出てくるだけあって、血統も優秀な馬ばかり。なかでも話題になっているのが、ダービー6勝の武豊騎手が手綱をとるサトノシャイニングです。

注目を浴びる理由は「同一騎手による親子3代での日本ダービー制覇」がかかっているから。父は13年日本ダービー馬キズナ、その父が05年日本ダービー馬ディープインパクトで、いずれも武豊騎手が主戦を務めていました。サトノシャイニングでも勝利すると、少なくとも日本では初の快挙になります。

ちなみに、ディープインパクトの父サンデーサイレンスは89年にアメリカのケンタッキーダービーとサンタアニタダービーを制しており、国内外問わずなら親子4代でのダービー制覇となります。さすがのレジェンド・武豊騎手もサンデーサイレンスには騎乗していませんが、87年デビューの同騎手なら理論上可能だったのは驚きです。

親子3代制覇がかかるのはサトノシャイニングだけではない!

2025年日本ダービー、ダービー馬はダービー馬から,ⒸSPAIA(作画・キナ酸ラクトン)

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マンガでは無理やり母父の血筋も含めたダービー馬の数で競っていますが、このパターンで「ダービー馬はダービー馬から」を体現するなら母もヒサトモやクリフジ、ウオッカといったダービー馬でなければなりません。牝系も含めた「ダービー馬はダービー馬から」はかなりの難易度になります。

今年の出走馬の両親をすべて確認しましたが、母に日本ダービー馬は不在(国外ダービーを含めても該当なし)。父の血筋で見ると、以下が「親子3代での日本ダービー制覇」のチャンスとなります。

・ドゥラメンテ産駒(父父キングカメハメハ)
エムズ、ファイアンクランツ、ホウオウアートマン、マスカレードボール

・レイデオロ産駒(父父キングカメハメハ)
カラマティアノス

・キズナ産駒(父父ディープインパクト)
エリキング、サトノシャイニング、リラエンブレム

ドゥラメンテ産駒は今年がラストクロップ。これが最後のチャンスというところで大挙4頭が登録しています。

レイデオロ産駒とキズナ産駒も含めた計8頭にチャンスがあると考えると、ついに「親子3代での日本ダービー制覇」が達成されても不思議はありません。

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