【オークス】美浦所属馬×桜花賞組に「勝率50%」条件発見 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部

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桜花賞好走組が中心も……
25日に東京競馬場で開催されるオークス(GⅠ・芝2400m)。先に行われた桜花賞に続く、牝馬クラシックの第2戦目だ。毎年、桜花賞で覇を競った才媛たちに別路線組がどこまで渡り合えるかがテーマになるが、特に今年は桜花賞組が強力な印象。番狂わせを期待するなら別路線組より桜花賞組で負けた馬から探す方がよさそうな情勢でもある。
ここでは過去10年のデータをもとに、ローテーションに見られる特徴を探っていく。

前提として、前走桜花賞が【7-5-7-63】で好走馬の大半がここから。なかでも3着以内が【6-2-4-12】と、よほど距離に難がない限りは好走した馬がそのままオークスでも活躍する傾向にある。まずはここが中心になると考えたい。桜花賞組のうち、巻き返すとしたら、輸送時間が短い関東馬、あるいは中距離経験がある馬が多い印象だ。
前走桜花賞のうち、関東組はもともと実力が評価されていた馬に注目したい。具体的には昨年の勝ち馬チェルヴィニアのような、過去に重賞で1番人気の経験がある馬。着度数は【4-1-0-3】勝率50.0%で、単回収率190%を誇る。今年なら阪神JFで1番人気だったブラウンラチェットが当てはまる。前走の桜花賞は大外枠からのスタートで後方からの競馬と出番がなかったことを考えれば、巻き返す余地はある。
同じく前走桜花賞のうち、関西組は芝1800m以上の中距離で勝利経験があった馬がアツい。特に新馬戦、未勝利戦以外で勝ったことがあった場合【0-0-3-3】複勝率50.0%、複回収率241%と妙味がある。距離に対応できる馬の巻き返しがある、ということだろう。今年は唯一ビップデイジーが該当する。
ビップデイジーは桜花賞で先行して持ち味の速い上がりの脚を生かせなかった印象。距離が長くなり、差す形なら見直せる。
最後に、桜花賞以外の路線から参戦した馬はここまでに走った回数がポイントで、4戦辺りがピークとなる。なかでもキャリア4戦以内×5月生まれが【0-1-1-1】で、複回収率はなんと1080%と出色。20年7番人気2着ウインマリリンや21年16番人気3着ハギノピリナがこのパターンだった。唯一該当するレーゼドラマは前走のフラワーCを完勝した実力馬。牡馬相手の2400m戦でも6着と健闘しており、距離延長も問題ない。
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