【エプソムC】AIの本命はドゥラドーレス 「ルメール騎手に乗り替わり」は昨年優勝馬と同パターン
SPAIA編集部

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「キャリア10戦以下」は複勝率44.0%
10日に東京競馬場を舞台に争われるエプソムC(GⅢ・芝1800m)。例年は6月上旬に行われていたが、今年から開催時期が移行する。その影響もあってか今年はマイルや中距離路線から有力馬が集結し、フルゲート18頭での開催となった。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:ドゥラドーレス
●短評
美浦・宮田敬介厩舎に所属するドゥラメンテ産駒の6歳で、半妹には昨年の有馬記念覇者レガレイラがいる良血だ。本馬自身も22年菊花賞で4着と高い能力を示しており、屈腱炎による長期休養明けだった2走前のオクトーバーS(11着)を除けば掲示板を外していない安定感もある。
東京コースは5戦3勝の得意舞台であり、前述のオクトーバーSを除けばいずれも上がり最速を記録している。3走前の江の島Sではリフレーミング(2着)、チャックネイト(3着)と後の重賞勝ち馬を上がり33.1の豪脚でねじ伏せたように、GⅢでは勝ち負けのレベルにある一頭。初の重賞制覇に期待がかかる。
●データ
過去10年のデータを見ると、今回手綱をとるC.ルメール騎手が【2-1-1-4】と大活躍。昨年は斤量59kgを背負ったレーベンスティールを勝利に導いた。他騎手からルメール騎手に「乗り替わり」の場合は【2-0-1-3】勝率33.3%、複勝率50.0%と、好走の大半がこのパターンであり、ドゥラドーレスもこれに合致した。
また同期間のキャリア別成績では、11戦以上【3-7-9-117】勝率2.2%、複勝率14.0%に対して、10戦以下【7-3-1-14】勝率28.0%、複勝率44.0%と圧倒的な点にも注目したい。本馬は6歳ながらもキャリアは9戦と非常にフレッシュ。2つの好データがドゥラドーレスの重賞初勝利を後押しする。
AI予想エンジンKAIBA
◎ドゥラドーレス
◯ジューンテイク
▲シュトラウス
△ダノンエアズロック
×コントラポスト
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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