【チューリップ賞予想印まとめ】ビップデイジーの「一強」ムード 相手はナムラクララやルージュナリッシュら

SPAIA編集部

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優先出走権を得るのは

2日に阪神競馬場で行われるチューリップ賞(GⅡ・芝1600m)。近年は阪神JFから桜花賞に直接向かう実力馬が増えており、当レースは有力馬の始動戦というより「賞金の少ない馬が優先出走権を狙う一戦」という意味合いが濃くなってきた。

今年も実績という面では阪神JF2着ビップデイジーを除いて横並びの印象で、キャリアの浅い素質馬が台頭する可能性は大いにある。SPAIA予想陣3人はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

本命印は実績上位のビップデイジーが独占した。過去10年で阪神JF組は【7-1-5-11】勝率29.2%、複勝率54.2%と好成績。一昨年は1頭、昨年は0頭と臨戦する馬が少なくなってきたローテーションだが、17~22年にかけて6連勝しているように有力なデータであることは間違いない。

データ予想の門田光生氏も「前走阪神JF」に注目して本命印をつけた。ただし、前走5番人気以下に関しては勝率が下がる傾向にあるため「連軸という意味の強い本命」とも述べている。勝ち切るとまでは言い切れないところだ。

今回は相手候補も見ていく。3人全員の印が入ったナムラクララや、唯一の関東馬ルージュナリッシュも魅力。ナムラクララは姉に短距離重賞5勝のナムラクレアがいる血統で、前走は1400mの紅梅Sを快勝した。距離延長はカギだが、3枠4番と内枠に入ったことは好材料だ。

ルージュナリッシュは今回が初の関西遠征になる。それでも、美浦所属馬は過去10年で【3-1-2-13】勝率15.8%、複勝率31.6%と悪くはなく、過去にはソウルスターリングやココロノアイが勝利を挙げた。

こちらも1400mからの距離延長になるが、1600mもデビュー戦で勝利しており距離への不安はない。わざわざ長距離輸送を経験させるという点からも、陣営からの期待の大きさがうかがえる。

2025年チューリップ賞のSPAIA予想まとめ,ⒸSPAIA


AI予想エンジンKAIBA
◎ビップデイジー
◯ルージュソリテール
▲ルージュナリッシュ
△ナムラクララ
×マイエレメント

京都大学競馬研究会
◎ビップデイジー
◯ナムラクララ
▲ノクナレア
△ザラタン
×マイエレメント
×サウンドサンライズ

門田光生(データ予想)
◎ビップデイジー
◯ルージュナリッシュ
▲ナムラクララ
△フェアリーライク

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