【中央競馬】中山競馬場 昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部

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昨年同時期の中山競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、小倉での3場開催。ここでは昨年同時期(2024年2回中山開催1、2日目)の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
4枠
【2-2-1-9】勝率14.3%、複勝率35.7%
逃げ
【3-3-0-3】勝率33.3%、複勝率66.7%
芝で注意したい傾向
差し、追込
【0-2-5-72】勝率0.0%、複勝率8.9%
3枠
【0-0-0-13】勝率0.0%、複勝率0.0%
この週は稍重馬場での開催。春の中山開幕週かつ久々のAコース使用ということもあって、芝は内枠、前優勢だった。
枠では4枠のほか、1枠【1-2-1-9】複勝率30.8%、2枠【2-0-3-8】複勝率38.5%と基本は内枠がいい。ただし、前に行く馬が少なかった3枠は3着以内0頭と全滅。外枠各馬も当然内に切り込んでくるので、内枠であっても前に行ける馬を狙う必要はある。
脚質では逃げ、先行が圧倒的。芝で行われた9レースの勝ち馬はすべてこのいずれかだった。中山記念(GⅡ)では前後半4Fが47.2-49.5とペースが流れながら、逃げ先行馬が馬券圏内を独占。前に行ける馬を重視したい。
騎手では戸崎圭太騎手が【2-1-2-3】複勝率62.5%、複回収率167%と活躍。特に1600~1800mでは【2-1-2-0】と全て3着以内、いずれも初角5番手以内と位置取りへの意識が高かった。
ちなみに、同騎手は24年以降の中山芝1600~1800m成績で見ても【14-11-7-38】勝率20.0%、複勝率45.7%と優秀だ。芝1800mで行われる中山記念ではパラレルヴィジョンに騎乗予定。前回騎乗した際には中山でダービー卿CT(GⅢ)を勝利しており、注目したい。
ダートのプラス傾向
5~8枠
【12-11-11-84】勝率10.2%、複勝率28.8%
4角3番手以内
【12-9-6-24】勝率23.5%、複勝率52.9%
ダートで注意したい傾向
1~4枠
【3-4-4-93】勝率2.9%、複勝率10.6%
4角4番手以下
【3-6-9-153】勝率1.8%、複勝率10.5%
ダートはセオリー通りの外枠、前有利。雨で渋った馬場も影響したのか枠別、位置取りともに極端な結果となった。
枠別では上記で挙げたように内外で明暗くっきり。内枠から好走するには先行力が求められ、位置取りでは「4角3番手」がカギに。全15レース中12レースで勝ち馬が同3番手以内だった。渋った馬場の場合は特に前が止まらない可能性を考えておきたい。
ほか、人気別成績では1番人気馬が【8-2-2-3】勝率53.3%、複勝率80.0%と堅い結果に。24年の中山ダート成績で見ても、1番人気は勝率39.6%、複勝率68.7%、単複回収率も各90%と安定している。トリッキーなコースながらもダートの1番人気馬は軽視禁物だ。
傾向まとめ
芝:内枠、前優勢。逃げ、先行馬に注目
ダ:外枠、前有利。4角3番より前か、後ろかがカギ
特注データ
芝:昨年以降、戸崎騎手は中山1600~1800mで好成績
ダ:中山ダートは1番人気が意外にも安定
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