【菊花賞】スピード重視の京都で輝く名牝の血 レイデオロ産駒アドマイヤテラの配合に注目

SPAIA編集部

2024年菊花賞に出走するアドマイヤテラ,ⒸSPAIA

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相性のいい血を内包するアドマイヤテラ

2024年10月20日に京都競馬場で行われる第85回菊花賞。阪神で行われた2021、 22年は、母の父にそれぞれMotivator、Rainbow Questというスタミナ自慢の名前がある馬が勝利。京都に戻った2023年は、母の父More than Readyという米国産の短距離~マイルに実績がある血統を持つ馬が勝利した。

スタミナの阪神、スピードの京都と、傾向がはっきり分かれた。3000mという長丁場を走るのだから最低限のスタミナは必要だが、近代の菊花賞はそこに軽いマイル~中距離の血がうまく融合された馬が結果を残す傾向にある。

菊花賞に出走するアドマイヤテラの血統表,ⒸSPAIA


父系に目を向けると、2016年以降はディープインパクト産駒か、キングカメハメハ系の種牡馬しか勝っていない。そこで注目したいのがアドマイヤテラだ。

父はキングカメハメハ系のレイデオロ。母アドマイヤミヤビはマイル重賞のクイーンCを勝ち、オークスでも3着と好走した万能型だ。4代母ウインドインハーヘアはディープインパクトの母で、父レイデオロも3代母が同じだから、アドマイヤテラはウインドインハーヘアの4×4のインブリードを持っていることになる。大舞台でこの血が騒ぐはずだ。

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