【ヴィクトリアマイル】海外連戦からでも好走例あり ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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海外連戦からのローテでも問題なし
5月12日東京競馬場で開催されるヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600m)。昨年のマイルCSを制したナミュールと、阪神牝馬Sを制して勢いに乗るマスクトディーヴァによる一騎打ちの様相となっている。ここでは過去10年のデータを中心に、ローテーションに見られる特徴を探っていく。
ナミュールの前走はドバイターフ。過去10年では同レースから挑戦した馬はおらず、歴代で見ても2008、09年のウオッカまで遡らなければならない(当時はドバイデューティフリー)。
ウオッカはヴィクトリアマイルで2、1着と好走しており、しかも勝った2009年は海外で2連続着外に敗れてからの臨戦だった。ほかでは2010年のレッドディザイアが海外2戦を経ての臨戦で、勝ち馬から0.1秒差の4着と健闘した。ナミュールも海外で2戦した疲労が懸念されるが、好走例はある。もちろん状態次第ではあるが、ローテーションの面で大きく割引く必要はないだろう。
マスクトディーヴァは王道の阪神牝馬S組。阪神芝1600mで開催されるようになった2016年からでは、勝ち馬が【0-1-0-7】と良くないが、直近2年の該当馬は前走9番人気のメイショウミモザや同6番人気のサウンドビバーチェと伏兵の立場だったことは覚えておきたい。実際「前走4番人気以内かつ上がり3位以内だった馬」は【1-3-2-7】複勝率46.2%と結果を残している。このパターンなら勝ち馬も【0-1-0-2】で悪くはない。やはり実力のある末脚自慢は強い。
マスクトディーヴァはマイルの経験は少ないが、東京新聞杯は大きく出遅れながら0.4秒差の6着にまとめており、決して向かないことはない。前走の阪神牝馬Sで上がり最速だったウンブライル、モリアーナとともに押さえておきたい。
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