【高松宮記念】軸はシルクロードS組、馬体重にヒントあり ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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本命はシルクロードS組から
2024年3月24日に中京競馬場で開催される高松宮記念(GⅠ・芝1200m)。悲願のGⅠ初制覇を目指すナムラクレアや、シルクロードS勝ちのルガルをはじめとする4歳馬、ウインカーネリアンらマイラーに、香港からビクターザウィナーと多士済々なメンバーが顔を合わせる。ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。
過去10年では同年のシルクロードSに出走した馬が6勝を挙げていた。シルクロードSで5着以内なら【6-1-2-19】、さらに当時の馬体重が520kg以上なら【2-0-1-1】勝率50.0%、単回収率は905%もある。今年の該当馬はルガルだ。前走は道中2番手から直線で悠々抜け出し、2着アグリ以下を3馬身離す圧勝。ゲートにやや難はあるが、前走のような競馬ができればここでも勝ち負けする。
前走阪急杯組は【2-2-3-37】。好走馬は全て高松宮記念時に4番人気以内に支持されていたが、今年は該当しそうな馬がいない。前走オーシャンS組は好走馬の多くが人気薄。こちらも馬体重が鍵で、前走490~510kgなら【1-0-3-10】複勝率28.6%、複回収率838%と妙味がある。唯一該当するシュバルツカイザーは過去に18着大敗から1着に巻き返したこともある。前走13着で人気を落とすなら面白い存在ではないか。
出走馬多数の京都牝馬S組はサンプル数が少ないが、5歳馬が【0-2-0-1】でほかはすべて着外。これがラストランの6歳メイケイエールらはやや苦しいが、人気の一角ナムラクレアには心強いデータだ。
最後にビクターザウィナーについて。海外馬は【1-0-0-1】で15年にエアロヴェロシティが勝っているが、例が少なくデータで論じるのは難しい。参考として前走が海外レースだった馬の成績を見ると【2-0-1-8】で可もなく不可もなく、といったところ。あまり人気にならないようなら狙ってもいい。自身は最後の直線が平坦なシャティン競馬場の経験しかないため、ゴール前に坂があり、かつ左回りの中京競馬場に合うか未知数だ。
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