C.ルメール騎手が好発進17勝でトップ 川田将雅騎手は重賞3勝の活躍【1月終了時の騎手リーディング】

三木俊幸

2024年1月終了時の騎手リーディング,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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JRA通算1800勝達成

年が明けて騎手リーディングも成績はリセットされたが、1月6日から28日までの開催9日間が終わった時点で、昨年のリーディング上位騎手たちがこぞって好発進を決めた。


2024年1月終了時の騎手リーディングデータ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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17勝でトップに立ったC.ルメール騎手は、0→3→1→3→2→3→2→2→1と騎乗しなかった初日を除く開催8日間全てで勝利をマーク。7日の中山9Rをダイバリオンで制して史上最少騎乗回数となる8375戦目でJRA通算1800勝を達成した。

例年はスロースターターだが、今年は文句なしのスタートを切ったルメール騎手。この先も得意の東京開催が続くだけに、2月もこの勢いは続きそうだ。

1800勝を達成したC.ルメール騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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同じく17勝ながら2着数の差で2位となった川田将雅騎手。勝率30.4%、複勝率57.1%と高い率を残した。さらに強調すべきは重賞での活躍だ。年明けの3日間開催最終日に行われたシンザン記念をノーブルロジャーで制すると、翌週の愛知杯は今春に定年を迎える師匠の安田隆行調教師が管理するミッキーゴージャスを勝利に導いた。

さらに4週目にはエンペラーワケアとのコンビで根岸Sも優勝し、月間重賞3勝の活躍だった。1月終了時点でJRA通算1994勝、区切りの2000勝が目前に迫ってきた。

ノーブルロジャーでシンザン記念を制した川田将雅騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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3位は16勝の坂井瑠星騎手。初日にいきなり4勝の固め打ちを見せると、その後も1日3勝が2回とコンスタントに勝利を積み重ねた。重賞ではウィリアムバローズとのコンビで東海Sを優勝。今年は昨年の年間107勝を超える活躍を期待したい。

4位争いは11勝で2名が並ぶも、2着数の差で上回ったのは松山弘平騎手。1月は全て京都開催で騎乗し、条件別ではダート1400mで【3-1-2-5】勝率27.3%、複勝率54.5%。芝1400mで【3-0-1-2】勝率50.0%、複勝率66.7%という好成績を残した。

5位の横山武史騎手は初日と最終日が未勝利に終わったが、それ以外の日では勝利をあげた。特に中山芝2000mでは【3-3-1-2】勝率33.3%、連対率66.7%、複勝率77.8%と強さが際立った。

また、勝利数では8位の10勝という成績だったが、賞金ランキングで西村淳也騎手が4位に入った。フェアリーSをイフェイオン、シルクロードSをルガルとのコンビで制し、月間で197,334,000円を獲得した。

R.キング騎手はJRAでの外国人女性騎手初の平地重賞制覇

その他で取り上げたいトピックとしては、14日に横山典弘騎手がダノンデサイルとのコンビで京成杯を制し、自身が持つJRA重賞の最年長勝利記録を更新。また、6日の中山12Rでは野中悠太郎騎手がJRA通算100勝を達成した。

ダノンデサイルとのコンビで京成杯を制した横山典弘騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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また、1月からの短期免許で初来日を果たしたフランスのA.ルメートル騎手が6日の京都5Rをエラトーで優勝。ドイツのR.ピーヒュレク騎手は14日の中山12Rをロゼルで、21日の中山5RではカムフライとのコンビでイギリスのR.キングスコート騎手がそれぞれJRA初勝利を飾った。

JRA初勝利のR.キングスコート騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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短期免許での来日は初となるが、昨夏のWASJで総合2位になった実績もあるオーストラリアのR.キング騎手は21日のAJCCでチャックネイトに騎乗。外から先に抜け出したボッケリーニをゴール前でハナ差、差し切って優勝。この勝利はJRAにおける、外国人女性騎手として初の平地重賞制覇という偉業となった。

AJCC を制したR.キング騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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