【ホープフルS】過去6回の勝ち馬は「荻Sか東スポ杯2歳S」を経験 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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荻S、東スポ杯2歳S組が好相性
2023年12月28日に中山競馬場でホープフルSが開催される。超良血馬シンエンペラーやサウジアラビアRC勝ちのゴンバデカーブースが人気になりそうな一方で、新馬や未勝利を勝った直後の馬、前走ダート組もちらほら出走する。ローテーションの観点から好データに合致する馬を探っていく。なお、GⅠに昇格した2017年以降のデータを使用する。
今回8頭が該当する「前走新馬、未勝利、ダート」の組は合わせて【0-0-1-29】複勝率3.3%で、さすがに分が悪い。前走芝の1勝クラス組も【0-2-2-17】で強調できるほどではない。シンプルに前走のレース格が高い馬を狙うのがベターだ。
人気を集めるであろう重賞馬シンエンペラーとゴンバデカーブースなら、データ的には前者がオススメ。「前走JRA重賞を1番人気で連対」なら【3-0-0-1】勝率75.0%と出色だ。凱旋門賞馬の全弟という血統から、力を要する冬の中山はいかにも合いそう。京都2歳Sに続き、重賞を連勝しても不思議はない。
前走サウジアラビアRC組は、一昨年のコマンドラインがゴンバデカーブースとよく似たローテーションで敗れている。1例しかないため割り引きと断定はしないが、400mの距離延長もあって、プラスに働くとも言い難い。
重賞馬2頭以外は実績的にほぼ拮抗。ここは相性がいいレースから探る。注目したいのは萩Sと東スポ杯2歳Sで、過去6回の優勝馬全てがどちらかに出走していた。「荻Sまたは東スポ杯2歳Sに出走経験がある馬」は【6-2-1-12】勝率28.6%、複勝率42.9%。なかでも前走4角4番手以内は【5-1-0-4】勝率50.0%と優秀だ。
萩S5着のホルトバージは、前走6頭立てながら道中3、4番手を進んでいた。終始外を回しての競馬で参考外と見ていい。未勝利脱出時と同じ今村聖奈騎手とのコンビでGⅠ制覇なるか注目だ。
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