【朝日杯FS】「前走東京マイルで1着」は複勝率100% ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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好走馬の8割が「前走1着」
2023年12月17日に阪神競馬場で開催される朝日杯FS。デイリー杯2歳S勝ちのジャンタルマンタル、東スポ杯2歳Sを制したシュトラウスなどが人気を集めそう。ただ、非重賞組からも素質馬が集まり、やや混戦の印象だ。ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。
過去10年の優勝馬はいずれも前走で勝っていた。出走馬全体でも前走1着は【10-6-8-63】で好走馬の8割がこの組だった。軸にせよ相手にせよ、これを満たした馬を選びたい。
優勝馬10頭中3頭がサウジアラビアRC組、2頭がベゴニア賞組で、いずれも東京芝1600mからの臨戦。阪神開催の過去9年で「前走東京芝1600mで1着」の馬は【5-1-3-0】勝率55.6%、複勝率100.0%と素晴らしい。右回り左回りの違いはあれど、直線が長い大箱コースで阪神外回りと関連が強いのが要因ではないだろうか。今年はベゴニア賞勝ちのオーサムストロークが該当。前走でイクイノックスの妹ガルサブランカを下しており、右回りでの勝利経験もある。初の関西遠征が鍵だが、楽しみな一頭だ。
サウジアラビアRC以外の重賞で勝ち馬が出ているのはデイリー杯2歳Sのみ。デイリー杯2歳Sを1番人気で勝った馬は【1-1-1-0】といずれも好走している。ジャンタルマンタルにも期待したい。なお、札幌2歳S勝ち馬は14年ブライトエンブレムと21年ジオグリフが2番人気に支持され敗戦。東スポ杯2歳Sを勝った馬は出走例がない。サンプルは少ないが、データ的にセットアップは割引、シュトラウスは未知数といったところか。
前走重賞以外の馬なら距離短縮組がオススメ。「距離短縮×前走1着」は【2-0-1-6】で、好走馬はリオンディーズ、後のダービー馬ドウデュース、NHKマイルC勝ちのダノンスコーピオン。翌春のGⅠ戦線を沸かせている。該当するエコロヴァルツはここで馬券に絡んでくるなら先々も期待したい。
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