【チャンピオンズC】ドバイのダート好走実績が生きる舞台 京大競馬研の本命はドゥラエレーデ

京都大学競馬研究会

ドバイWC好走馬はチャンピオンズCでも好走(2020年以降)

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海外競馬の実績に注目

12月3日にチャンピオンズC(GⅠ・ダート1800m)が中京競馬場で行われる。昨年は1番人気に支持されたテーオーケインズが4着に敗れる中で、ダート転向して日の浅かったジュンライトボルトが豪快な差しきり。2、3着にはクラウンプライドとハピが入り、やや荒れた決着となった。

今年はそのクラウンプライド、フェブラリーS勝ち馬レモンポップ、5連勝中の上がり馬セラフィックコール、ダート転向後好走を続けるアイコンテーラーなど注目の馬が揃った。レース傾向などを踏まえて予想していく。

サウジC出走日本馬と国内ダート実績,ⒸSPAIA


今回は2020年以降、サウジCやドバイWCに出走した馬の成績に着目した。すると、サウジC好走馬とドバイWC好走馬との間には、適性上の大きな違いがあることが分かった。

サウジCには2020年以降で日本馬が11頭出走しているが、馬券に絡んだのは国内ダートで大敗していた2023年1着パンサラッサと、国内では軽めのダートといわれる東京と時計の出る盛岡を得意にしていた3着カフェファラオのみ。また、このレースは展開等色々な点があったとはいえ、国内ダートの実績がないジオグリフが、チャンピオンズC2着馬のクラウンプライドに先着した。過去にはゴールドドリームやクリソベリル、チュウワウィザード、テーオーケインズらも凡走していることから、芝適性や軽めのダートでの実績が求められることが分かる。

ドバイWC出走日本馬と国内ダート実績,ⒸSPAIA


次に、ドバイWCにおける日本馬の実績に注目。ドバイWCに出走した馬は同期間で10頭おり、馬券に絡んだのは2021、2022年のチュウワウィザード、2023年勝ち馬ウシュバテソーロとなっている。この2頭はサウジCで馬券に絡んだ馬とは異なり、中京や大井といった重めのダートで好成績を挙げている。

また、サウジCで振るわなかったテーオーケインズがこのレースでは好走している反面、サウジCで好走したパンサラッサ、カフェファラオ、ジオグリフは(展開面の不利もあったとはいえ)大敗を喫していた。ドバイのダートで好走するためには、中京や大井など重めのダートで好走できる適性が必要だと考えられる。

国内ダートでの激走に期待

◎ドゥラエレーデ
距離は違うがドバイWCと同じメイダン競馬場のダートでUAEダービー2着の実績がある馬。前章で示したとおり、この馬にも重めの中京ダートで好走する素質はあると考えられる。

国内でのダート経験は未勝利戦勝ちと、UAEダービーのみで評価が難しい面はある。とはいえ、UAEダービーの勝ち馬デルマソトガケは後にBCクラシックで2着に入るなど、決してレベルが低かったとは思えない。その中で後続を離して2着に入ったというのは、ダートでの地力の高さを証明したといえる。

脚質的にも中京ダートに合う先行脚質。また枠も3枠5番とロスなく運べそうで、その点も評価を上げたい。ケイアイシェルビー、レモンポップあたりは押して前に来そうだが、それ以外にこの馬と同等の先行力がある馬はおらず、先の2頭も外枠、距離不安ということを踏まえれば無理に絡んでくることは考えにくい。ある程度自分のペースで競馬が出来そうなのもプラスだ。ムルザバエフ騎手はホープフルSを勝利した時の鞍上でもあり、ダートで先行して粘りこむ技術に関しては現役トップクラスと見ている。今回は人気もあまりなさそうなので、穴馬として一発狙っていきたい。

◯クラウンプライド
帝王賞2着やコリアC勝利など国内外で実績を重ねてきた。昨年のこのレースは比較的緩めのペースで展開面の利はあったが、2着に入った点は高評価できる。帝王賞は展開的に一番苦しかった中でハナ差2着に入っており、今回のメンバーでも地力は最上位と評価する。先行力が高く中京も合いそうだ。今年はそれなりに前が流れるだろうが、それでもなお先行有利の展開になりそうで、展開面の恩恵もあるだろう。

▲テーオーケインズ
前走JBCクラシックは状態面に加え、砂の入替で中京や従来の大井と比べてかなり重めのダートになっていたこともあってか、3着に敗れた。ただ、今年のドバイWCでも4着に入るなど、まだまだ地力は国内上位。昨年の本レースは終始外を回されたこともあって4着に敗れたが、一昨年は2着に1秒差を付けるパフォーマンスを見せており、コース適性に不安はない。一時期に比べて力の衰えは感じるが、内でロスなく運べればチャンスはある。

△グロリアムンディ
昨年は宝塚記念からの出走ということもあり、状態面に不安があった。コリアCも着差こそ離されたが状態面を思えばそこまでの差はなく、評価を下げるような内容ではなかった。平安Sの内容が良く、このメンバーに入っても十分に通用する。

×アイコンテーラー
前走は強かった。外枠はマイナスもその点で人気が落ちるなら。

×セラフィックコール
外々を回して3着内に入れるかは微妙なところだが、素質は確か。

消レモンポップ
前走やフェブラリーSの内容を見ると軽いダートが合いそう。中京は不向き、大外枠もあって厳しいと判断した。

買い目は、◎-◯▲のワイド、◎-◯▲△×の3連複で勝負する。

▽チャンピオンズC予想印▽
◎ドゥラエレーデ
◯クラウンプライド
▲テーオーケインズ
△グロリアムンディ
×アイコンテーラー
×セラフィックコール

ライタープロフィール
京都大学競馬研究会
25年以上の歴史がある、京都大学の競馬サークル。馬主や競馬評論家など多くの競馬関係者を輩出した実績を持つ。また書籍やGⅠ予想ブログ等も執筆。回収率100%超えの本格派が揃う。


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