【天皇賞(秋)】休み明けの「東京芝重賞勝ち馬」が近年特に強い ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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「中9週以上」と「東京芝実績」
2023年10月29日に東京競馬場で天皇賞(秋)が行われる。目玉はやはり昨年ダービー以来となる、イクイノックスとドウデュースの対決だ。両馬ともにここを走った後にジャパンCにも出走予定で、秋のGⅠ戦線は府中を中心に大いに盛り上がるに違いない。まずは天皇賞(秋)について、過去10年のデータからローテーションに見られる特徴を探る。
過去10年で3頭以上の優勝馬を出したステップはなし。ダービー組の3歳馬が2連勝中だが、今年は出走がない。ただ、13~15年が毎日王冠組2勝、京都大賞典組1勝だったのとはガラリ一変、近6年では春GⅠから直行した馬が5勝。勝ち馬の出走間隔がより長くなってきた。
この6年間で見ると、中8週以下で出走した馬が【1-0-2-40】勝率2.3%、複勝率7.0%と大不振。中9週以上【5-6-4-31】勝率10.9%、複勝率32.9%と決定的な差がつく。十分な休養が好成績につながる、と見ていいのではないか。
同じく直近6年を対象に、中9週以上の組をさらに絞り込むと、「東京芝重賞の勝ち馬」が【5-3-3-11】で複勝率50.0%。該当するのはイクイノックス、ダノンベルーガ、ドウデュースの3頭。加えて「関東馬」なら【4-1-2-2】勝率44.4%、複勝率77.8%で、イクイノックスとダノンベルーガに追い風だ。
この2頭は昨年の天皇賞(秋)でも対戦し、イクイノックスが圧倒的なパフォーマンスを見せて勝利。大本命にはなってしまうが、序列をつけるならやはりイクイノックスが上だろう。
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