【菊花賞】スピードと切れ味も必要な舞台 距離不問の血を受け継いだタスティエーラ

SPAIA編集部

菊花賞出走馬タスティエーラ,ⒸSPAIA

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3歳最強馬はタスティエーラ

2023年10月22日に京都競馬場で行われる第84回菊花賞。2021、2022年は阪神競馬場で行われたが、好走馬の血統を眺めていると、京都開催時と比べてもスタミナ重視の馬が活躍していた印象だ。京都開催の2016~2020年の5回でディープインパクト産駒が3勝しているように、スタミナはもちろんのこと、一定以上のスピードと切れ味が必要になってくる舞台だ。

菊花賞出走馬タスティエーラの血統表,ⒸSPAIA


今年も阪神開催なら、スタミナ豊富な血統であるサトノグランツやソールオリエンスを推したかったが、京都開催ならタスティエーラが有望だ。

父サトノクラウン、母父マンハッタンカフェはともに2400m以上のGⅠを勝った馬だが、4代母クラフテイワイフから出ている活躍馬は、マイラーズCを勝ったビッグショウリ、天皇賞(秋)を勝ったカンパニーやトーセンジョーダン、そしてこのタスティエーラやアルゼンチン共和国杯を勝ったレニングラードなど、距離を問わず幅広く活躍馬が出ている。東京や京都など、スピードや瞬発力を問われるコースで活躍している産駒も多く、今回の舞台設定はこの馬に向くとみている。

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