【スプリンターズS】高松宮記念の「着順」より「人気」が重要なヒント ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

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同年の高松宮記念で上位人気なら

2023年10月1日に中山競馬場で開催されるスプリンターズS。現在のスプリント路線は、高松宮記念覇者のファストフォースが引退したこともあって絶対的な存在がいない状態だ。今回もGⅠ馬の出走が少なく、混戦が予想される。ここではローテーションに見られる特徴から勝ち馬を探る。

スプリンターズステークス、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


過去10年の勝ち馬は、過半数の7頭が同年の高松宮記念にも出走していた。その時の着順は関係ないようで、昨年ジャンダルム(高松宮記念11着)や15年ストレイトガール(同13着)など大敗から当レースを勝った例もある。ただし、高松宮記念での「人気」とは相関が強く、1、2番人気馬がスプリンターズS【5-5-1-6】連対率58.8%と非常に高い確率で好走している。

今年当てはまるのは、高松宮記念1番人気のメイケイエール、同2番人気のナムラクレア。どちらも重賞を複数勝利している実力派で、ここでGⅠ制覇する可能性は十分にある。

高松宮記念に出ていなかった組の好走例は、前走にセントウルSを使っていたケースが多い。明け4歳までマイル路線を走り、夏に距離短縮してきたタワーオブロンドンや、そもそも3歳で高松宮記念には出走できなかったピクシーナイトなどが該当する。

「同年の高松宮記念不出走」「前走セントウルS連対」「3、4歳馬」の3つを満たした馬の成績は【2-1-0-3】。こちらのパターンでは、セントウルSを勝った4歳牝馬テイエムスパーダに期待したい。

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