【注目2歳馬】流しながらラスト10.9、ショーマンフリート堂々デビュー

三木俊幸

9月16、17、18日の注目2歳馬ショーマンフリート,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ラスト70mは流す余裕

3日間開催となった9月18日(月)の中山5Rに組まれた芝1600m新馬戦は、J.モレイラ騎手騎乗のスワーヴリチャード産駒・ショーマンフリート(美浦・手塚貴久厩舎)が単勝1.5倍の人気に応えて勝利した。

レースはヒルンドルスティカが逃げ、スタートから12.6-10.8-11.9というラップが刻まれた。馬群が縦長にバラける展開の中で、ショーマンフリートは3番手を追走。4角で前との差がなくなってきたところで、抜群の手応えで外を回って直線へと入った。

道中2番手から運んだパストラーレに馬なりのまま並びかけ、ようやくモレイラ騎手の手が動き始めた。残り200mを切ったところで楽々と先頭に立つと、ラスト70mほどは流す余裕がありながら2馬身半差をつける圧巻の走りをみせた。

勝ちタイム1:35.1もこの時期の新馬戦としても優秀なもの。秋の中山芝レースは加速ラップになる傾向もあり、尚且つレース当日はゴール前がやや強めの追い風だった。そういった点も考慮する必要はあるが、ラスト11.6-10.9というラップを楽々と出してしまうあたり、かなりの能力の持ち主であることは間違いない。距離延長についても全く問題なさそう。マイル~2000m前後で大舞台を狙える存在へと成長していってほしい。

ショーマンフリートの能力値,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


モーリス×リスグラシュー

今週末に注目している新馬戦は9月24日(日)の阪神芝2000m戦。モーリス産駒で母は有馬記念などGⅠ・4勝のリスグラシューという良血馬、シュヴェルトリリエ(栗東・矢作芳人厩舎)がデビューを予定している。2週前には栗東坂路で4F53.8-38.4-24.6-12.4とラスト失速したものの、京成杯AHに出走したミッキーブリランテに先着。1週前はCWで6F82.7-67.8-53.6-38.2-23.7-11.7をマークした。

その他、1週前に栗東CWで6F80.6-66.5-52.3-37.7-23.7-11.9というタイムを出しているエピファネイア産駒リチャードバローズ(栗東・上村洋行厩舎)や、2022年セレクトセールで1億340万円で落札されたショウナンラプンタ(栗東・高野友和厩舎)なども出走を予定している。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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