【注目2歳馬】チェルヴィニアが6馬身差で圧巻の走りを披露 馬なりでラスト10.6-11.3を記録

三木俊幸

2023年8月12日(土)新潟2R・2歳未勝利戦を制したチェルヴィニア,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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単勝1.1倍、断然人気に応える

8月12日(土)の新潟2Rに行われた芝1800mの未勝利戦で、単勝1.1倍と断然の支持を集めたチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)が、C.ルメール騎手を背に圧巻の走りをみせた。

6月の新馬戦は逃げたチェルヴィニアだったが、2戦目の今回は逃げたローンウルフが12.9-11.6-12.2-12.5-12.5(1:01.7)というペースを刻むところ、1馬身差の2番手を追走していた。

極端にペースが落ち着くこともなく直線に向くも、ルメール騎手の手綱は全く動かず残り400mの標識を通過。そのまま楽にローンウルフを交わしてゴールまで駆け抜け、6馬身差の楽勝だった。

勝ちタイム1:46.9は日曜10Rに行われた2勝クラス・三面川特別(1000m通過1:01.3、勝ちタイム1:46.8)と比較しても遜色ないものだった。前半2週と比較すると、芝の草丈が短くなった印象で速い上がりが出やすい馬場だったとも言えるが、ラスト10.6-11.3を馬なりのまま抜けたというのは文句のつけようがない。また新馬戦でラスト3F11.2-11.0-11.1を差し切ったボンドガールの評価がさらに高まった。

それだけでなく新馬戦3着のコラソンビートは未勝利、ダリア賞を連勝。4着マスクオールウィンも未勝利勝ちの後、ダリア賞3着という結果をみてもハイレベルの一戦だったと言える。

ダイワメジャー産駒でマイラー色が強そうなボンドガールに対し、チェルヴィニアはハービンジャー産駒で中距離への適性も感じる。ともに良きライバルとして暮れの阪神JF、来春の牝馬クラシック戦線でも中心的存在となってくれることを期待したい。

2023年8月12日(土)新潟2R・2歳未勝利戦を制したチェルヴィニア,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


母はアメリカGⅠ馬のドゥラメンテ産駒

今週末は札幌で札幌記念、小倉で北九州記念が行われるため、騎手もこの2場へと集結する傾向がある。しかし、20日(日)の新潟5R・芝1800mの新馬戦に出走予定のダノンマカルー(美浦・田中博康厩舎)をピックアップする。

ドゥラメンテ産駒の牡馬で母デックドアウトはアメリカのGⅠ・アメリカンオークスの勝ち馬という血統。2022年のセレクトセールにおいて1億4,300万円(税込)で落札された。

長めの乗り込み本数も多く、1週前は美浦Wコースで6F84.3-65.7-51.1-36.5-23.5-11.7をマーク。13日(日)にも6F88.9-71.0-54.7-39.4-25.0-12.1というタイムを出している。当日はどのような馬体で競馬場に姿を現し、パフォーマンスを披露するのか注目したい。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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