川田将雅騎手は月間重賞3勝の活躍 ルメール騎手は賞金ランキングでトップ【5月終了時の騎手リーディング】
三木俊幸
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
賞金ランキング1位はルメール騎手
NHKマイルCから日本ダービーまで、5月に行われたGⅠはゴール前で接戦となるレースが多く、騎手たちも熱い騎乗を繰り広げてくれた。今回は5月6日から28日までの開催8日間における、騎手リーディングトップ5の成績を中心に振り返っていく。
今月もリーディングの座を死守したのは川田将雅騎手。5月の日別成績は3→0→0→1→2→1→2→1で10勝を上積みして、年間勝利数は66勝としている。サトノグランツで京都新聞杯、グロリアムンディで平安S、そしてリバティアイランドでオークスと、重賞3勝の活躍が光った。
61勝で2位のC.ルメール騎手は1週目にケンタッキーダービー騎乗のためアメリカに遠征していたのを除き、6日全てで勝利。開催8日間で最多タイとなる11勝をマークした。重賞勝利こそなかったがオークスで2着、ヴィクトリアマイルで3着があり、17億645万円で賞金ランキングトップとなっている。
3位は49勝、月間6勝をあげた岩田望来騎手。5月2週目の14日終了時に4位からランクアップすると、そのまま死守した。
対照的に4位へとランクダウンしてしまったのは横山武史騎手。月間勝利数は4勝止まりで年間では48勝、日本ダービーでは1番人気のソールオリエンスで二冠達成を狙ったが、わずかに及ばず2着に終わった。
5位は松山弘平騎手。日別の成績は1→1→1→1→0→2→1→0、7勝を積み重ねて45勝。賞金ランキングでは12億5133万9千円で3位につけている。6位となった戸崎圭太騎手も同じく45勝で混戦となっているため、3位以下は6月に大きく順位変動する可能性もあるだろう。
鮫島克駿騎手は月間最多タイの11勝
トップ5にランクインしていないが、賞金ランキングで5位に入ったのは武豊騎手。5月は葵Sでモズメイメイに騎乗して勝利し、年間での重賞勝利数を6に伸ばした。
鮫島克駿騎手は、ルメール騎手と並んで月間最多タイの11勝と活躍。年間の勝利数は36勝で、8位につけている。京都競馬場での騎乗が中心だったが、騎乗回数72回は幸英明騎手の73回に次いで多く、連対率30.6%、複勝率37.5%、複回収率100%という成績だった。
日本ダービーをタスティエーラで勝利したD.レーン騎手は10勝をマーク。期間内の複勝率53.6%に対して勝率17.9%と騎乗馬の質を考慮すると勝ちきれない印象もあったが、日本ダービーに続いて行われた目黒記念も勝利し、5月最終日にようやくインパクトを残した。
ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
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