【安田記念】大阪杯組は不振も、前走GⅠ組が中心 ローテからはメイケイエールとナミュール
SPAIA編集部
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王道のローテーションは存在しない?
2023年6月4日に東京競馬場で開催される安田記念。今年はGⅠ馬が10頭もいる超豪華メンバーだが、スプリンターから中距離馬まで集まっており、もはやごった煮状態だ。そんなマイル王決定戦、優勝馬のローテーションに特徴はあるのだろうか。過去10年のデータから探っていこう。
前走レースを見ても、高松宮記念、安土城S、マイラーズC、ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)など、短距離から中距離まで、レース格はOP特別からGⅠまでバラバラ。“特徴がないのが特徴”かもしれない。
しかし、やはり国内GⅠ組は【4-5-3-32】連対率20.5%、複勝率27.3%と他の組より数字がいい。強いメンバーとの競走経験が本番に生きるのだろう。今回はここを中心に見ていく。
国内GⅠのなかでも、大阪杯組は【0-0-1-10】と数字がよくない。マイルGⅠ馬のペルシアンナイトや、ダノンキングリー(4歳時)がこのパターンで着外に敗れている。400m短縮、ワンターン替わりへの対応は容易ではないようだ。
大阪杯を除く国内GⅠ組は、前走で中団につけていた馬の好走率が高く、特に上位人気に推されていればより頼もしい。具体的には「前走が3番人気以内かつ4角5~12番手」なら【4-1-1-4】勝率40.0%、単回収率718%。今年はメイケイエールとナミュールが当てはまる。さらに中9週以上なら【3-0-0-1】となっている。
メイケイエールはフレグモーネでヴィクトリアマイルを回避したが、上記のようにデータ上は、間隔が空いたのはいい材料だ。ナミュールは、ヴィクトリアマイルの道中で致命的な不利があり、位置を取れず競馬にならなかった。巻き返す余地はありそうだ。
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