【皐月賞】実は妙味ありのスプリングS連対馬 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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知れ渡った「共同通信杯ローテ」もいいが
今年のクラシックは牡牝ともに重賞実績馬の戦線離脱が少なく、皐月賞にも優先出走権を獲得した全8頭に加え、共同通信杯、きさらぎ賞、京成杯の勝ち馬も登録してきた。まさに群雄割拠の一戦、ローテーションに見られる特徴を探っていく。
まず過去10年の勝ち馬全ての共通点として「前走は重賞で連対していた」ことが挙げられる。これを満たさないと【0-3-4-92】で複勝率7.1%、複回収率32%で基本的に厳しい。
では「前走重賞連対」を満たした馬のデータをさらに見てみる。こちらは近年大躍進の共同通信杯組が【5-0-1-6】勝率41.7%、複勝率50.0%と圧倒的。すっかり知れ渡った話ではあるが、昨年も共同通信杯2着のジオグリフが5番人気で優勝した。ファントムシーフ、タッチウッドは当然押さえが必要だろう。
次いで注目はスプリングS。すっかり「好走しても人気にならない前哨戦」という立ち位置だが、13年ロゴタイプ、18年エポカドーロの勝利で単回収率107%はギリギリプラス圏内。ここは本番まで間隔がとれないためか、使い詰めの「キャリア5戦以上」が【1-0-0-8】と苦戦。反対に同4戦以下なら【1-1-2-4】単回収率181%、複回収率195%をマークしている。ベラジオオペラ、ホウオウビスケッツはどちらもキャリア3戦であり、軽視されるなら面白い。
残る弥生賞組は【0-3-1-13】で可もなく不可もなく。きさらぎ賞組は【0-0-1-6】、京成杯組は【0-0-1-4】でサンプルが少ないとはいえ連対例なし。フリームファクシやソールオリエンスはあって3着という扱いに留めておきたい。
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