【ホープフルS】連戦NGでミッキーカプチーノには黄信号? ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

2022年ホープフルSローテーション,ⒸSPAIA

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中3週以内はNG

いよいよ2022年の中央競馬も最終日。中山メインは2歳GⅠのホープフルステークスだ。18頭の才能あふれる若駒が揃ったが、なにせ初顔合わせが多く、なんとも横の比較は難しいところ。手掛かりになるか分からないが、過去の好走馬についてローテーションの観点から特徴を探ってみよう。

ホープフルS過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



過去10年を参考に……といっても2012・13年は阪神開催の「ラジオNIKKEI杯2歳S」で、14~16年は「ホープフルS(GⅡ)」としての施行。シャイニングレイやハートレーはデビュー2戦目でここを制したが、GⅠに昇格してからは前走新馬・未勝利組が【0-0-1-20】とめっきり厳しくなった。ここで潮目が変わったと見て、以下は17年以降のデータにフォーカスする。

前走で3着以下、もしくは0.1秒以上離れての2着だった馬は【0-0-0-23】と好走なし。前走ダートだった馬は5頭すべてが2.0秒以上の大敗。前項とあわせ、「芝の1勝クラス以上で勝利か、タイム差なし2着」が、馬券に絡むためにはほぼ必須条件となる。人気どころではハーツコンチェルトがアウト。まず残るのは8頭だ。

続いて気になるのはミッキーカプチーノ。中3週以内で参戦する馬は【0-0-1-21】、前走が中山だった馬は【0-0-1-11】。「同じコースを経験している強み」などと捉えがちだが、実際に数字で見るとそうでもない。同様にシーウィザードもいまひとつだ。

残った6頭、ファントムシーフ、グリューネグリーン、トップナイフ、セブンマジシャン、ガストリック、キングズレインを中心に考えたい。この中から軸を選ぶならガストリックだろう。東スポ杯2歳Sの勝ち馬は【2-0-1-0】。三浦皇成騎手、待望のJRA・GⅠ初制覇は手の届くところにある。



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