【マイルCS】阪神開催でシュネルマイスター、サリオスに追い風? ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

マイルCS過去10年の優勝馬,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

安田記念とリンク?

古馬のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ。春の王者ソングライン不在ということもあり、中心はスプリンターズS9着をステップに選んだシュネルマイスター、札幌記念→府中牝馬Sと歩んで得意の距離に戻ってきたソダシの2頭。これに毎日王冠を勝ったサリオスや、富士S組、スワンS組が加わっての一戦となる。ローテーションに見られる特徴を探っていく。

マイルCS、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



過去10年のデータを見ると、前走富士S、天皇賞(秋)、毎日王冠、スプリンターズS組が各2勝。安田記念、京都大賞典からが1勝ずつ。率は前走GⅠ組がいいのだが、今年はシュネルマイスター1頭だけ。しかも前走GⅠ・9着以下は14頭出走して全て馬券圏外に敗れているので、この点は気になるところ。

続いてGⅡ組を考えることになるが、ソダシの府中牝馬Sは【0-0-1-8】と連対なし。スワンS組は未勝利、同4着以下なら【0-0-0-19】で今年は全馬アウト。消去法的に毎日王冠組や富士S組……となるが、ここも特段好走率が高い路線ではないのが困るところ。ちなみに同年のNHKマイルC出走馬は【0-1-0-18】で、セリフォスやダノンスコーピオンにも疑問符。サリオスが該当する毎日王冠1着馬は【0-1-0-3】。微妙だが、前走データからはこれを残すぐらいしかない。

歯切れが悪くなってしまったので、切り口を変えて安田記念との関係に注目。阪神で代替された直近2年は、同年の安田記念3着以内馬が【2-2-0-0】とどちらもワンツー、同4着以下馬が【0-0-1-7】となっている。なお、京都Cコース開催時代はあまり安田記念の結果とは相関が見られず。東京と同じように小細工不要の直線勝負になりやすい、阪神外回りならではの傾向といっていいだろう。

今年は安田記念2着のシュネルマイスターと3着のサリオスが加点、4着以下のセリフォス、ダノンザキッド、エアロロノア、ロータスランド、ホウオウアマゾン、ソウルラッシュは減点対象となる。上述の前走9着が引っかかるシュネルマイスターだが、マイルGⅠ馬が前哨戦替わりにスプリンターズSを使ったケースは【2-0-0-1】でミッキーアイルとグランアレグリアが勝利。他の面々に負のデータを持つ馬が多いので、こちらは残しておきたい。


《関連記事》
【マイルCS】ソダシは馬体重次第で消しの可能性あり! ハイブリッド式消去法で残った注目馬は?
【マイルCS】出走馬唯一の「前走GⅠ」組 シュネルマイスター、今年こそ頂点へ
【マイルCS】持続力勝負ならサリオス、ソダシ、ダノンスコーピオン共存可能 決め手比べならジャスティンカフェ一発秘める

おすすめ記事