【エリザベス女王杯】イマイチな秋華賞組より、古馬の単純な好走パターンを ローテーションに見られる特徴は?

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古馬をシンプルに

下半期の牝馬限定GⅠ・エリザベス女王杯。今年に限った話ではないが、秋華賞経由の3歳馬スタニングローズ、ナミュール、主要ステップである府中牝馬Sをひと叩きしたアンドヴァラナウトやアカイイト、牡馬混合GⅡを前哨戦替わりに使ったデアリングタクト、ウインマリリン、ウインマイティーなど、各陣営が思い思いの臨戦過程でアプローチしてくる一戦だ。ローテーションに見られる特徴を探っていく。

エリザベス女王杯過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



過去10年、優勝馬の前走を見ると、府中牝馬S組が最多の5勝、秋華賞とオールカマー組が各2勝、札幌記念組が1勝となっている。前走がGⅢ以下だった馬は【0-1-2-53】、そのレースを勝っていても【0-1-1-23】。「牝馬は格より勢い」という格言もあるが、このレースに関してはまず「格」が大事。ピンハイなどは穴人気しそうだが、さすがに買いづらい。

3歳の秋華賞組は【2-3-1-22】で、その連対馬に限っても【1-2-0-7】。悪くはないが、平均3.3番人気を考えればイマイチといったところ。ちなみに京都(外回り)開催時は「東京か阪神外回り重賞の勝ち馬」が好走していたが、昨年は忘れな草賞(阪神内回り)の勝ち馬ステラリアが穴を開けた。コース実績を重視するならばスタニングローズを少し抑える程度か。

前走がGⅡ以上だった古馬についてはあまり難しいこともなく、前走8着以下【0-0-0-26】と前走京都大賞典【0-0-0-13】を除いてやるだけで単回収率244%、複回収率141%と妙味あり。今年の該当馬はアンドヴァラナウト、イズジョーノキセキ、ウインキートス、ウインマリリン、ジェラルディーナ、デアリングタクト。なお、上記のうち4歳馬は【6-3-5-11】で複勝率56.0%。もうひと絞りするならアンドヴァラナウトとジェラルディーナだけが残る。



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