【アフター5スター賞展望】一気の相手強化でも魅力あるオリジネイター

SPAIA編集部

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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

交流重賞級の好メンバー

2022年9月8日に大井競馬場で行われるアフター5スター賞(SⅢ・ダート1200m)。格付けの上ではSⅢだが、17・18年勝ち馬キタサンミカヅキは次走の東京盃も連覇、20年勝ち馬サブノジュニアは同年にJBCスプリントを制覇するなど、秋の短距離戦線に直結するハイレベルなレースだ。今年も、交流重賞と遜色ないほどの好メンバーがそろった。

そんな強豪たちに挑戦状を叩きつける8歳牡馬オリジネイター。中央競馬は2戦未勝利で抹消されたが、4歳6月に大井で再スタートを切ると、そこから現在まで【19-1-0-1】(唯一の着外は競走中止)と全く底を見せていない。現在10連勝中の勢いに乗って重賞初出走となる。一気の相手強化とはなるが、当コースの持ち時計1.10.8はメンバー中2番目に速く、再度の53キロならあっさり勝っても不思議ない。

迎え撃つギシギシは昨年末から急成長。東京スプリントではシャマル、リュウノユキナといった中央の強敵相手に真っ向勝負でタイム差なしの3着。前走の習志野きらっとスプリントはいかにも距離が忙しいというレースぶりから、残り100m地点でまだ4~5馬身ほどあった前との差を一気に詰めて差し切った。58キロ、内枠で揉まれたときにどうか、という点は未知数だが、内容次第ではJBCスプリントでも楽しめそうな逸材だ。

以下、連覇がかかるワールドリング、優駿スプリントを制した3歳馬プライルード、目下21戦連続で馬券圏内のキモンルビーなどが連下候補。東京盃、JBCスプリントと続くダート界最速をかけた争いに、名乗りを挙げるのはどの馬か。



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