【AI予想回顧】ユニコーンSは7番人気ペイシャエスが混戦を制する マーメイドSはウインマイティーが重賞初勝利

SPAIA編集部

2022年ユニコーンSで勝利したペイシャエス,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

コンバスチョンは9着

先週末は6月19日(日)に東京競馬場でユニコーンS(GⅢ・ダート1600m)、阪神競馬場でマーメイドS(GⅢ・芝2000m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAが注目した馬たちは好走することができたのか振り返る。

ダート路線での活躍馬を多数輩出している出世レース、ユニコーンS。AIは過去10年で5勝の「オープンクラス・1600mで勝利歴あり」というデータに該当する馬から、ヒヤシンスS勝ち馬コンバスチョンに本命を打った。UAEダービーでは大敗したが、「距離短縮」と「前走先行」という好データもあっての推奨だった。

各馬がバラついたスタートとなった中、ハナを切ったのはロードジャスティス。前半800mを46.2と飛ばして縦長の隊列でレースは流れる。コンバスチョンは7番手のインからレースを進め、直線は徐々に外へと進路を求めて進出を図ったが、9着と伸びを欠いた。

残り200mでタイセイディバインが早め先頭に立ち、外からリメイクとヴァルツァーシャル、さらに内からペイシャエスとセキフウも襲いかかり、ゴール前は大混戦。

最後は内の2頭による争いとなったが、ペイシャエスがクビ差制し、2着にセキフウ。さらにクビ差の3着には馬群を割ってきたバトルクライが入り、7番人気→9番人気→8番人気と波乱の決着に終わった。

重賞初勝利

毎年のように荒れることでも知られる、牝馬限定のハンデ重賞・マーメイドS。AIの本命はヴェルトハイム。過去10年で7勝の「前走3勝クラス」、単複ともに回収率140%超の「ハンデ51kg」、5勝の「4歳」というデータに期待した。

急遽の乗り替わりで藤懸貴志騎手が騎乗したハギノリュクスが逃げ、2番手にリアアメリアという隊列で前半1000mは59.4というペース。本命のヴェルトハイムはやや置かれた最後方16番手からレースを進めた。

4角では外に持ち出し、12番手までポジションを押し上げたものの、さすがに開幕週の馬場では厳しいレースだったか、9着という結果に終わった。

勝利したのは道中3番手で運んだ10番人気のウインマイティー。残り200mで先頭に立つと、後続を寄せ付けず。3歳時には同じ舞台の忘れな草賞を制し、2020年オークス3着という実績馬が重賞初勝利をあげた。

2着は5番手からレースを進めた4番人気マリアエレーナ、3着には道中後方から内をロスなく立ち回った1番人気のソフトフルートが入り、比較的ハンデの重かった馬たちが上位を占めた。

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