【ホワイトクリスマス賞】スモモモモモモモモ出走 白毛・芦毛限定、川崎競馬場の名物レースを制したのは森泰斗騎手騎乗のグリュレーヴ
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
スモモモモモモモモは12着
パドックを周回しているのは、白っぽい馬体の馬ばかり。出走が許されるのは白毛と芦毛のみという川崎競馬の名物レース、今年43回目の開催を迎えた「ホワイトクリスマス賞」が行われた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
出走馬を先導するのは、12月の川崎開催ではもうおなじみの光景となったトナカイとサンタクロース。クリスマスの雰囲気を感じることができ、誘導馬たちを目当てに川崎競馬場に足を運ぶファンも多いのではないだろうか。
このレースにはデビュー前から個性的な名前で注目を集め、11月1日(月)の大井競馬で初勝利をあげたスモモモモモモモモも出走。初勝利をあげた直後に発売されたぬいぐるみやキーホルダー、スモモモチは一時完売することもあったほど。アイドル的存在となっている彼女が出走することもあり、例年以上に大きな注目を集める中でのレースとなった。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
五分のスタートを切ったスモモモモモモモモだったが、先行したい外枠勢が押し寄せたところで包まれる形。そこから徐々にポジションが悪くなり、3角では最後方までポジションを下げ、直線で1頭交わしたものの12着という結果だった。
これまで12戦全てが大井コースで今回が初の川崎コースだったことや初の左回り、初の1600mということも影響したのだろうか。返し馬の段階からあまりリズムに乗れていないようにも感じたが、この経験を糧に次走以降再び彼女らしい走りが見られることを期待したい。
ゴール前の接戦を制して転入後2連勝
勝利したのは好位3番手からレースを進めた森泰斗騎手騎乗のグリュレーヴ。最後の直線は同じく高月賢一厩舎所属で逃げ粘っていたタイニーパワーとの一騎討ちとなったが、ゴール前でグイッと3/4馬身抜け出し、JRAから転入後2連勝としている。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
このレースを持って、2021年の川崎競馬は終了。帰る際に競馬場で働く方たちとあいさつを交わすと「良いお年を」というワードが出てきて、もう年の瀬がすぐそこまで迫っていることを改めて感じた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
次開催は年明けの1月1日からスタートとなる。今年も無観客開催が長く続き、コロナ禍以前のように簡単には競馬場に足を運ぶことができない年となったが、2022年は再び多くの競馬ファンが気軽に競馬場へ来場することができる、そんな日々が戻ることを期待したい。
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