【エリザベス女王杯】牝馬クラシックに強い血統に注目 スカーレットインクの一族ライラックに期待
SPAIA編集部

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3年連続3度目の出走
16日に京都競馬場で行われる第50回エリザベス女王杯。京都芝の外回り2200mで行われる一戦で、過去の傾向からある程度のスタミナに加え、瞬発力のある血統も入れておきたいところだ。
また、昨年の勝ち馬スタニングローズは、近親にオークスや秋華賞で連対したローズバドがいる「バラ一族」の出身。一昨年の勝ち馬ブレイディヴェーグもオークスと秋華賞の二冠に輝いたミッキークイーンと同族である。
このように、近年は牝馬クラシックで活躍した一族から勝ち馬が出ているのも見逃せないポイント。そこで今回注目したいのが、3年連続3度目の出走となるライラックだ。

過去2回も2着、4着と好走している舞台巧者であり、何より血統的な魅力にあふれた一頭。同馬の母系をさかのぼるとスカーレットインクの名前がある。
一族には2007年に桜花賞と秋華賞の二冠に輝き、同年のエリザベス女王杯も制したダイワスカーレットがいる。また、同馬の祖母であるブルーリッジリバーも2002年桜花賞で2着と好走した過去があり、一族の牝馬クラシックでの実績は申し分なし。ノーザンテースト、フジキセキ、キングカメハメハと入る血のバランスも良く、女王決定戦にふさわしい血統と言える。
ちなみに、今回の出走メンバーではヴェルミセルも同じ一族の出身。ライラックと父は異なるが、同じステイゴールド系のゴールドシップ産駒で、前走は京都芝2400mの京都大賞典(GⅡ)で古馬の強豪にまじって2着と好走した。こちらも楽しみな1頭だ。
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