【関屋記念予想印まとめ】距離短縮で覚醒期待、レガーロデルシエロに熱視線 安定感光るダイシンヤマトも

SPAIA編集部

関屋記念 SPAIA予想,ⒸSPAIA

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2名がレガーロデルシエロ本命

27日に新潟競馬場で行われる関屋記念(GⅢ・芝1600m)。サマーマイルシリーズの第2戦に、初戦のしらさぎステークス(GⅢ)からダイシンヤマトとシヴァースが参戦してきたほか、キャリア1勝も重賞で2着が5回もあるボンドガールに、今年のニュージーランドトロフィー(GⅡ)を制した3歳馬イミグラントソングらバラエティ豊かなメンバーが揃った。

また、今年は開催時期が夏の新潟開幕週に移り、負担重量も別定からハンデキャップに変更されたことで傾向の変化にも注意が必要な一戦だ。果たしてSPAIA予想陣3者はいかにして予想を組み立て、どの馬を高く評価したのか。それぞれの印を見ていこう。

2025年関屋記念のSPAIA予想まとめ,ⒸSPAIA


まずは本命馬からチェック。AI予想エンジンKAIBAと坂上明大氏はレガーロデルシエロを指名、東大ホースメンクラブはダイシンヤマトに◎を託した。

レガーロデルシエロはキャリア通算【4-3-1-2】の4歳牡馬で、通算連対率70.0%という安定株。重賞では3歳時にきさらぎ賞(GⅢ)8着、前走の新潟大賞典(GⅢ)も10着と壁に跳ね返されているが、血統分析コラムを担当する坂上氏はこのレースに強い「Seattle Slew」の血を持っていることに加え、スピード自慢を両親にもつ血統背景から「前走2000mからの距離短縮はプラス材料」とマイルでの前進に大きな期待を寄せている。

また、鞍上・戸崎圭太騎手が過去10年で3勝&3着1回と関屋記念を得意としているのも見逃せないポイント。3度目の重賞挑戦で殻を破ることができるだろうか。

東大ホースメンクラブの本命馬ダイシンヤマトはキャリア通算【4-4-4-6】の5歳牡馬。通算12回の馬券内のうち11回は芝1600mというマイル巧者で、全4勝を中山で挙げている中山巧者でもある。それでも前走・しらさぎSは昇級初戦かつ初の関西遠征でありながら4着と健闘。重賞でも好勝負できる力を示した。

東大ホースメンクラブは「23年11月を最後に掲示板は外しておらず、大崩れしないタイプ」と安定感の高さに熱視線。ハンデも56kgと手頃に収まった点も踏まえ、軸として信頼を寄せている。

本命馬以外では、メンバー中唯一3者共通で印が入ったボンドガールも見逃せない。新コンビとなる名手C.ルメールを背に、新馬戦以来となる待望の2勝目を掴むことができるか。こちらも注目だ。

AI予想エンジンKAIBA
◎レガーロデルシエロ
◯ボンドガール
▲シヴァース
△イミグラントソング
×フォーチュンタイム

東大ホースメンクラブ
◎ダイシンヤマト
◯イミグラントソング
▲アルセナール
△ボンドガール
×シヴァース
×フォーチュンタイム

坂上明大(血統分析)
◎レガーロデルシエロ
◯ボンドガール
▲カナテープ
△シンフォーエバー

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