【東海S】勢いある4歳馬に“勝率60%”データ、AIの本命はビダーヤ リアルスティール産駒の大物再来か
SPAIA編集部

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ダート転向後破竹の4連勝
27日に中京競馬場で東海ステークス(GⅢ・ダート1400m)が開催される。4、5歳の若い世代を中心にダート短距離路線を担うハイレベルメンバーが集結した一戦で、AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:ビダーヤ
●短評
栗東・矢作芳人厩舎に所属するリアルスティール産駒の4歳馬で、兄にはGⅡ・3勝のシャケトラがいる血統。デビューから3歳12月まで芝を使われ続けていたが【1-2-6-2】と勝ち切れず、昨年末にダートへ転向すると一変、破竹の4連勝でOPクラスを突破して重賞の舞台に駒を進めた。
昇級初戦の前走・欅ステークス(OP)で短距離オープン路線で好走を続けるコンクイスタやインユアパレスを破ったように実力は申し分なく、今回手綱をとる坂井瑠星騎手とは【3-1-2-0】と3着以内を外していない点も好材料。同じ父の厩舎の先輩フォーエバーヤングのように飛躍できるか注目だ。
●データ
中京ダート1400mで施行されたプロキオンステークス9回分のデータでは、「4歳馬」が【5-3-0-16】と半数以上の勝ち星を挙げている点に注目したい。なかでも「前走がJRAのオープン特別2着以内」だった場合は【3-0-0-2】勝率60.0%と信頼度は上昇する。
思えば23年の勝ち馬ドンフランキーも前記データに該当。同年の春にオープン入りすると、前走でオープン勝ちした勢いそのままに重賞初勝利を飾っていた。似たキャリアを歩むビダーヤにとっては頼もしいデータとなる。
ほかでは、「前走単勝オッズ4.9倍以内」が【3-4-2-4】連対率53.8%、複勝率69.2%と安定感抜群。芝と比べて格が重視されやすいダート重賞だけに、前走で受けた評価も有用な指標となるようだ。
ちなみに、ビダーヤの前走単勝オッズ1.5倍という数字は、今回参照したデータにも該当馬がいないほどの圧倒的なもの。いやが上にも期待は高まる。
AI予想エンジンKAIBA
◎ビダーヤ
◯サンライズフレイム
▲コンクイスタ
△インユアパレス
×ヤマニンウルス
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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