【チャンピオンズC】主力は前走交流重賞組、みやこS組は3着候補にオススメ ローテーションに見られる特徴は

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地方重賞組で強い2つのレース

12月1日に中京競馬場で開催されるチャンピオンズC(GⅠ・ダ1800m)。昨年覇者のレモンポップ、先月行われたJBCクラシック勝ち馬ウィルソンテソーロなどダート路線の実力馬たちが一堂に会する。ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。

チャンピオンズC、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


過去10年の前走クラス別成績を見ると、JRA重賞組が【1-4-7-73】勝率1.2%、複勝率14.1%。対して、地方交流重賞組が【9-6-3-43】勝率14.8%、複勝率29.5%と雲泥の差がある。中心は地方交流重賞組と見ていいだろう。

地方交流重賞組のなかで好成績となっているのはマイルチャンピオンシップ南部杯【3-2-1-7】とJBCクラシック【4-4-1-27】の2つ(※JBCクラシックは2018年の京都開催を除く)。

南部杯組はJRAのダートGⅠを制していた馬が【2-2-1-1】、それ以外では【1-0-0-6】となっていた。後者で勝ったのは3歳ながら既にJpnⅠ・3勝を挙げていたルヴァンスレーヴ。よほどの実力馬でなければ覆せない。また、前者に該当する有力候補レモンポップとペプチドナイルだが、2頭を比較した場合、実績ではレモンポップの方が断然上。連覇の可能性は十分ある。

JBCクラシック組は勝ち馬が【0-1-0-6】と振るわない。前走1番人気馬についても【1-0-0-8】で、ホッコータルマエ、コパノリッキー、アウォーディーなど実力馬が着外に敗れた。レース間隔が短いことや、消耗度が激しい中距離のJpnⅠというあたりが不振の原因かもしれない。いずれの条件にも該当するウィルソンテソーロは過信禁物だ。

最後に3着の数が多いJRA重賞組について。特に3着が多いのはみやこS組。過去10年で【0-2-4-29】と半分近くが3着に入っている。血統の話になってしまうが、この組は父ミスプロ系が【0-0-3-4】複勝率42.9%、複回収率284%で、16年10番人気3着のアスカノロマン、21年14番人気3着のアナザートゥルースが穴を開けた。今年ならドゥラエレーデ。前走は11着だが、アスカノロマンは14着から巻き返している。本馬は昨年、9番人気3着。再びの激走があってもいい。

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