【中央競馬】函館競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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昨年同時期の函館競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京、京都、函館での3場開催。ここでは昨年同時期の函館競馬場(1回開催=2023年6月10日~6月25日)の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。

昨年同時期の函館・芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
勝率では6枠【10-7-10-48】(勝率13.3%)と4枠【8-4-5-50】(同11.9%)が10%超えで、単勝回収率も100%を超えていた。

ざっくり内外で見ると、1~4枠【19-15-15-193】勝率7.9%、複勝率20.2%に対して5~8枠は【24-26-27-218】勝率8.1%、複勝率26.1%。小回りコースの開催前半ながら外が優勢だったことは頭に入れておきたい。

☆位置取り
逃げ【11-2-3-26】複勝率38.1%、先行【23-20-23-91】同42.0%で圧倒的に前が有利。マクリも【1-2-0-1】で、4角4番手以内【35-24-26-118】が勝率17.2%、複勝率41.9%。前にいればいるだけ有利というデータだった。

反対に差し【7-13-14-151】、追込は【1-4-2-142】と壊滅的な数値に。4角7番手以下でも【3-13-9-236】で勝率1.1%、複勝率9.6%だから、後方勢にはかなり厳しい傾向だった。

☆その他
横山武史騎手が【7-0-3-11】で勝率33.3%、複勝率47.6%の好成績。特に1000~1200mは【5-0-1-5】勝率45.5%、複勝率54.5%と素晴らしく、同時期にキミワクイーンとのコンビで函館スプリントSを制している。

昨年同時期の函館・ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
1枠と5枠が最多タイの6勝も、勝率では1枠が優勢。単勝回収率が100%を超えているのも1枠だけで、1000m戦では【3-0-0-7】勝率30.0%を叩き出している。枠の利を生かして内前を立ち回れる馬に注目だ。

4枠は【0-3-1-39】で唯一の勝ち星なし。2枠も【1-3-3-23】で複勝率は23.3%ながら1勝に留まっており、一概に内有利とは言えない傾向となっている点は注意したい。

☆位置取り
芝と同様に逃げ【9-6-3-15】、先行【13-18-18-47】でいずれも複勝率50%オーバーと、前が有利。マクリが【1-0-2-3】と好成績なのも芝と同じで、4角4番手以内だと【23-24-23-64】勝率17.2%、複勝率52.2%と芝以上に好成績。単複回収率も100%超えとなる。

後方勢は4角5番手以下でも【7-6-7-214】で勝率3.0%、複勝率8.5%と劣勢。芝もダートもいかに好位で直線を迎えるか、という点が重要となる。

☆その他
藤岡佑介騎手が【4-1-0-4】勝率44.4%、複勝率55.6%と大活躍。騎乗した9頭に1番人気馬はなく、平均人気5.9でこの成績となっているのは見逃せない。

【傾向まとめ】
・芝:開催前半でもやや外寄り、前が圧倒的有利。「横山武史騎手×短距離」は要チェック
・ダート:芝と同じかそれ以上に前が優勢。藤岡佑介騎手は人気に関わらず注目

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