【チャレンジC】上位人気は“複勝率50%超え”で信頼度が高い ジョバンニなどサマーシリーズ惜敗馬が狙い目
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【チャレンジC】上位人気は“複勝率50%超え”で信頼度が高い ジョバンニなどサマーシリーズ惜敗馬が狙い目

2026/09/06 18:00
勝木淳
17年以降の阪神芝2000mデータから見るチャレンジC,ⒸSPAIA

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連軸選びなら差し馬もOK

ひと昔前の感覚だと、9月阪神のチャレンジカップに違和感はない。秋を迎え、3歳馬が古馬の実績馬と中距離で激突し、その壁を越えていく挑戦の場というコンセプトがあったからだ。

ところが2012年にチャレンジCは12月移り、翌年の飛躍への挑戦という形に変わった。そして、昨年、再び9月に戻され、斤量はハンデ戦になった。過去、12~16年まではハンデ戦で、距離は1800mだった。色々と条件が変わる重賞でもある。

整理すると、昨年から9月阪神、ハンデ戦、芝2000mで行われる。当然ながら過去10年データを使って傾向をつかむのは無理に近い。今回は2017年以降、阪神芝2000m、古馬オープン重賞34レースをサンプルとし、コースデータから好走馬像を導くことにする。


人気別成績,ⒸSPAIA


阪神芝2000mは大阪杯の舞台。最大の特徴はふたつ。内回りと1コーナーまでの距離にある。1コーナーまでの距離は同じ内回りの2200mと比べるとわかりやすい。

単純にゲートが200m1コーナーに近づく2000mはダッシュがつくタイミングでコーナーを迎えてしまい、前半のペースは上がりにくい。2200mの前半600mほど速くなく、序盤のスタミナロスは少なくて済む。

一方で内回り特有の早めのペースアップがみられるコースであり、コーナーでギアチェンジできる器用さも求められる。そういったコースであることを頭に入れた上で、詳しくデータをみていきたい。

人気別では1番人気【10-7-3-14】勝率29.4%、複勝率58.8%、2番人気【8-5-5-16】勝率23.5%、複勝率52.9%の数字が抜けている。オープン重賞の中距離戦となると、極端な紛れや波乱は多くない。

ただし、3番人気【3-5-3-23】勝率8.8%、複勝率32.4%以下は徐々に横一線になっていき、人気がアテになるコースではあるものの、上位人気3頭で決着する割合は少なく、どこかひとひねりが必要だ。


位置取り別成績,ⒸSPAIA


位置取りの傾向をみると、逃げ【4-4-1-26】勝率11.4%、複勝率25.7%、先行【17-7-6-84】勝率14.9%、複勝率26.3%の数字が目立つ。そんなにペースが上がらず、かつ機動力を試される舞台らしく、先行力は頼りになる。

とはいえ、中団が【9-18-19-127】勝率5.2%、複勝率26.6%と2、3着を多く送っており、逃げ、先行→差しという形で決着するケースが多い。逃げ先行優位ながら連軸候補選びであれば、中団から差しタイプでも問題ない。

前走同距離の取捨

実績馬サイドには小倉記念2着ジョバンニ、宝塚記念5着タガノデュード。上がり馬にはマリアイリダータ、ミッキーゴールド、ジーティーダーリンの名前があがる。昇級馬のほかにも夏の2000m重賞惜敗馬の名もあり、混戦が予想される。


前走距離別成績,ⒸSPAIA


前走距離をみていくと、2000m【11-14-11-127】勝率6.7%、複勝率22.1%に対し、2000m超の距離短縮が【13-12-11-96】勝率9.8、複勝率27.3%と数字上は上をいく。

序盤のペースが上がらないため、長い距離から2000mに出走する場合であっても、追走に苦労しない。さらに最後の急坂で残存体力を試されるため、スタミナを鍛えた距離短縮にチャンスが回ってきやすい。


距離短縮・前走位置取り別成績,ⒸSPAIA


距離短縮組の前走位置取りに注目すると、前走で中団から差した馬が【7-3-4-31】勝率15.6%、複勝率31.1%と結果を残す。

2000mは逃げ先行優位だが、長い距離経由で挑む場合、しっかり脚を溜めた経験が有効になる。おそらく長い距離で先行していた馬は距離短縮の影響を受け、かえって得意とする先行策をとれない可能性もある。

だったら前走で一旦、脚を溜める形を経験した馬なら、そこまで競馬のスタイルが変化しない。同じような形で挑み、残存体力を発揮する形がベストだろう。


同距離・前走位置取り別成績,ⒸSPAIA


では同距離の前走位置取りはどうか。こちらは先行が【7-5-3-26】勝率17.1%、複勝率36.6%と優勢。距離短縮の理屈でいえば、同じ距離ならペースの戸惑いはなく、同じスタイルで挑めるため、先行力を発揮しやすい。

前走2000m先行となると、小倉記念2、4、6着ジョバンニ、ガイアメンテ、ジーティーアダマン、七夕賞4着センツブラッド、函館記念3着ピースワンデュックなどがいる。サマーシリーズ惜敗馬から目を離せない。


17年以降の阪神芝2000mデータから見るチャレンジC,ⒸSPAIA


ライタープロフィール
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『名馬コレクション 芦毛の怪物たち』(ガイドワークス)に寄稿。

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