【京成杯AH】前走1番人気は単勝回収率150%超 機動力の高さが武器のヴァルキリーバースに期待大

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3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は9月5日(土)中山競馬場で行われる京成杯オータムハンデキャップについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。
・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」
特別登録のあった19頭を検討対象とし、過去10年データを使用する。
重要データ:前走1番人気の馬が好調

昨年は13番人気のホウオウラスカーズが勝利し3連単934万円の大荒れとなった。しかし、京成杯AH は1番人気が強い傾向にある。同馬は単勝89.5倍で勝利したが、それを含めてもレース全体の単勝回収率は92%、複勝回収率は86%となっている。
当日1番人気の成績は【5-0-1-4】で単勝回収率153%。しかし毎年人気が拮抗しがちで、今年も現時点で1番人気を想定するのは難しい。
もう一つ注目したいのは前走人気だ。前走1番人気だった馬も【4-0-2-5】で好成績となっており、単勝回収率151%、複勝回収率100%、勝率36.4%、複勝率54.5%と素晴らしい数字を残している。今年の登録馬で前走1番人気だったのはヴァルキリーバースだけだ。
【前走1番人気の出走予定馬】
・ヴァルキリーバース
前走内容:ヴァルキリーバースの府中牝馬S
ヴァルキリーバースの前走は府中牝馬ステークス14着。今年の同レースは雨が降った影響で稍重馬場での開催も、それでも時計は出ており高速馬場だった。
レースラップは前半4F47.2秒、後半4F46.6秒で後傾0.6秒。ほぼフラットなラップだった。勝利したのは逃げたセキトバイーストだが、2着は後ろから差してきたウイントワイライトで、どこからでも勝負できる展開だった。
本馬はインの好位でベストポジションを確保しているように見えた。しかし、4コーナーで前にいた馬が下がってきた影響でポジションを下げてしまい、直線もルメール騎手はほとんど追わず大敗した。
次走を考えて無理をさせなかったというところだろう。東風ステークスの走りからすれば今回のメンバーでも十分に力は通用する。前走は度外視でいい。
血統解説:ヴァルキリーバース

・ヴァルキリーバース
日本での牝祖は3代母フェアリードール。言わずもがなの名牝系でエリザベス女王杯勝ちのトゥザヴィクトリー、重賞5勝のトゥザグローリー、重賞2勝でジャパンカップや宝塚記念で2着のデニムアンドルビーなどがファミリーにはいる。
フェアリードール牝系の特徴は、機動力が高く小回りコースが得意で、先行して粘り強いところ。また、成長力があり古馬になってからもさらに強くなる馬が多い。
母グロリアーナは現役時にダート中距離で2勝。キャリア9戦で馬券圏内を外したのは4着の一回だけと非常に安定感のある馬だった。しかし、脚部不安の影響で実力の全てを発揮することはできなかった。
父エピファネイアはスピード性能と操縦性の高さを産駒に伝える種牡馬で、本馬はフェアリードール牝系の長所を伸ばしたような配合だ。
本馬は牝馬ながら切れるというより機動力を武器に、先行して強みを発揮する。フェアリードール牝系で活躍するタイプの走りを見せている。
また、今回の舞台である中山は東風Sを勝利した舞台で、今後も得意舞台となりそう。前走の東京での走りは着順を度外視できる内容だったが、中山替わりは歓迎だ。
Cアナライズはヴァルキリーバースを推奨
今回のCアナライズはヴァルキリーバースを推奨する。前走1番人気という好走データに唯一該当しており、前走内容も度外視可能。また前々走の内容が非常に良い。
本馬は器用なタイプで競馬を組み立てやすく、得意の中山なら大崩れはしない。今回はそこまで強力なメンバーではなく、ここでは勝ち負けを期待する。
【ライタープロフィール】
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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