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【新潟記念】直近10年でMill Reef内包馬が8勝 復活を期すGⅠ馬2頭に注目

2026/08/27 06:00
坂上明大
新潟記念の血統と傾向,ⒸSPAIA

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傾向解説

サマー2000シリーズ最終戦・新潟記念。ただ、今年は特別登録時点で優勝条件を満たす馬が出ないことが確定したため、2年ぶりの優勝馬不在となってしまいました。

一方、秋の始動戦とする馬が多く、5頭のGⅠ馬が集結するハイレベルな顔ぶれに。本記事では新潟記念の血統傾向を整理していきます。

新潟記念での最注目血統はMill Reef。同馬は欧州三冠(英ダービー、キングジョージⅥ&QEDS、凱旋門賞)を史上初めて制覇した歴史的名馬で、欧州血統の中でもしなやかな末脚が持ち味の名血です。

3F勝負ではサンデーサイレンスに劣るものの、4~5F勝負では本馬の欧州的持続力が生き、4F勝負になりやすい新潟芝2000mという舞台も非常に相性のいいコース。新潟記念ではMill Reef内包馬が2017年から8連勝しており、今年も最注目の血統とみて間違いないでしょう。

また、Mill Reefと同じNeverBend×Princequillo系のRivermanの血を引く馬も好成績を挙げており、2022年に10番人気の低評価を覆して勝利を挙げたカラテは、Mill Reef≒Rivermanの6×5を構成。同馬は翌年の新潟大賞典も制しており、新潟芝2000m重賞ではMill ReefとRivermanの血に注目です。


注目血統の成績,ⒸSPAIA


<血統別成績>
Mill Reef内包馬【8-6-2-25/41】
勝率19.5%/連対率34.1%/複勝率39.0%/単回収率294%/複回収率140%
Riverman内包馬【2-1-0-9/12】
勝率16.7%/連対率25.0%/複勝率25.0%/単回収率225%/複回収率89%
※過去10年

【注目血統馬】

前記の傾向に合う注目血統馬を2頭ピックアップしました。

☆アーバンシック
3代母ウインドインハーヘアに遡る名牝系に属し、母母ランズエッジは名馬ディープインパクトの3/4同血の妹。さらに、母エッジースタイルは2024年有馬記念優勝馬レガレイラの母であるロカの全妹であり、本馬はレガレイラと同じスワーヴリチャード産駒でもあるため、レガレイラとはほぼ同血の間柄です。

サンデーサイレンスの3×4を中心とした末脚強化型の配合形で、レガレイラと同様にツボにハマった時の爆発力は現役屈指。さらに、スワーヴリチャード(母母母父Riverman)の産駒には新潟外回りを得意とする馬が多く、体調さえ整えば復活の可能性は十分にあります。

☆チェルヴィニア
母チェッキーノは2016年オークス2着馬で、全兄には2013年皐月賞3着馬コディーノなどがいる良血馬。キングカメハメハ父系×ハッピートレイルズ牝系は機動力に優れたFairTrial増幅型の配合形で、コースの得手不得手が少ないのが本牝系の特徴です。

ハービンジャー産駒の本馬も機動力と息の長い末脚を武器にオークスと秋華賞を制覇。ハービンジャー×キングカメハメハは2018年1着馬ブラストワンピースと同じ組み合わせでもあり、薄くはあるもののMill Reefの血を引いている点も加点材料です。


新潟記念の注目馬2頭,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
坂上明大
1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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