【小倉記念】20年連続で3連単は万馬券 “激走3条件”クリアの4頭、イチ押しはサフィラ

ⒸSPAIA
目下20回連続で万馬券
小倉記念はとにかく荒れるレースだ。3連単は06年から昨年まで20回連続で万馬券。2回の7桁配当を含め、10万円以上の決着が7回もある。これは非常にハンデ戦らしい傾向といえるだろう。
そこで直近10回のうち、小倉開催の9回に絞って、単勝10倍以上で馬券に絡んだ12頭をチェック。共通項を見つけ出し、今年の激走候補をピックアップしたい。
■5、6歳 10/12頭
該当12頭は例外なく5歳以上だった。なかでも、17年以降の10頭は全て5~6歳だったので、穴馬は脂が乗った年齢からピックアップしたい。ちなみに、4歳は同期間に8頭が馬券に絡んでいるものの、単勝オッズは全て10倍未満だった。
<今年の該当馬>
・ウエストナウ
・ガイアメンテ
・カエルム
・カネフラ
・コパノサントス
・サフィラ
・ナヴォーナ
・ナムラエイハブ
・マイネルメモリー
■ディープインパクトorトニービンの血を内包 10/12頭
小回りのレースだけに意外に思われるかもしれないが、主流血脈が幅を利かせている一戦だ。該当12頭を見ても、7頭はディープインパクト、5頭はトニービンの血を引いており(重複含む)、10頭が少なくともどちらかの血を持っていた。2頭の名種牡馬のうち、いずれかの血を引いていることは見逃せない要素といえる。
<今年の該当馬>
・ウエストナウ
・エヒト
・ガイアメンテ
・カエルム
・ケイズレーヴ
・コパノサントス
・サフィラ
・ジーティーアダマン
・テーオーソラネル
・ナムラエイハブ
・レーゼドラマ
■前走3着以下、かつ前走と同斤量or斤量減 11/12頭
実にハンデ戦らしい傾向だが、該当12頭は全て前走で3着以下。さらに、20年2着のサトノガーネットを除く11頭は、前走と同斤量、あるいは斤量減での出走だった。「夏競馬は勢い」と言われるものの、ハンデ戦の場合、前走で負けることが斤量減につながることも多く、ガラリ一変には要注意となる。
<今年の該当馬>
・エヒト
・カエルム
・カネフラ
・コパノサントス
・サフィラ
・ジーティーアダマン
・ゼンダンハヤブサ
・テーオーソラネル
・トータルクラリティ
・ナヴォーナ
・ナムラエイハブ
・ノーランサンライズ
・マイネルメモリー
条件に合致したのは4頭
3つの関門を突破したのはカエルム、コパノサントス、サフィラ、ナムラエイハブの4頭。その中でイチ押しはサフィラだ。
ハーツクライ産駒の5歳牝馬で、昨年の阪神牝馬Sではアルジーヌやラヴァンダといった強豪を退け、初タイトルを手にしている。その後の6戦は勝ち負けに加われていないが、注目したいのはコーナー2つのコースだった3戦では完全に切れ負けしていること。
対照的にコーナー4つのコースだった3戦を見ると、エリザベス女王杯が0秒6差の7着、京都記念が0秒4差の5着、金鯱賞が0秒5差の9着だから、そんなに負けているわけではない。
その点、今回はコーナー4つの小倉芝2000mが舞台だから文句なし。ましてハンデ戦のGIIIなら力上位だろう。ここで復活の重賞2勝目となることを期待したい。
《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。
《関連記事》
・【小倉記念】過去10年のレースデータ
・【小倉記念】「前走2000m以下の3勝クラス組」に好データ 4歳牝馬タガノアビーが浮上
・中山は単回200%超の津村明秀騎手に注目、夏はゴールドシップが躍動 芝2000mで狙える条件を検証