戸崎圭太騎手は「4枠以内」で勝率40%超 東大HCが福島芝2000mをデータで検証

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コース紹介
今週末は福島芝2000mを舞台にサマー2000シリーズの第二戦・七夕賞(GⅢ)が開催される。約1年5ヶ月ぶりの前走で復活勝利を飾ったサヴォーナ、中山金杯勝ち馬・カラマティアノス、3年前の七夕賞で1番人気に推されたバトルボーンなど、好メンバーが揃った。
ここでは七夕賞、福島記念の2重賞が施行される、福島芝2000mコースについてデータ分析を行っていく。なお、データは2021年7月10日~2024年7月5日の過去5年分を使用する。
まずはコースを紹介する。スタートはホームストレッチの右端にある4コーナーのポケットから。最初のコーナーまでは約505mと長く、一旦坂を下って上る形となる。ゴール板通過後は再度下り、1、2コーナーはほぼ平坦、向正面には緩い上り坂がある。
3、4コーナーはスパイラルカーブで、残り400m付近からは下り坂。最終直線の残り170m付近から再び上り坂となる。最終直線の長さは292m(Aコース時)、コース全体の高低差は1.9mとなっている。
内枠有利

<福島芝2000m 枠別成績>
1枠【13-16-14-161】
勝率6.4%/連対率14.2%/複勝率21.1%/単勝回収率49%/複勝回収率77%
2枠【11-17-13-176】
勝率5.1%/連対率12.9%/複勝率18.9%/単勝回収率53%/複勝回収率64%
3枠【19-18-16-176】
勝率8.3%/連対率16.2%/複勝率23.1%/単勝回収率70%/複勝回収率80%
4枠【25-16-16-180】
勝率10.5%/連対率17.3%/複勝率24.1%/単勝回収率202%/複勝回収率100%
5枠【22-19-16-183】
勝率9.2%/連対率17.1%/複勝率23.8%/単勝回収率98%/複勝回収率94%
6枠【14-15-18-198】
勝率5.7%/連対率11.8%/複勝率19.2%/単勝回収率34%/複勝回収率71%
7枠【18-16-20-203】
勝率7.0%/連対率13.2%/複勝率21.0%/単勝回収率88%/複勝回収率74%
8枠【12-15-20-214】
勝率4.6%/連対率10.3%/複勝率18.0%/単勝回収率43%/複勝回収率57%
※集計期間:2021年7月10日~2026年7月5日
まずは枠別成績について。小回りコースらしく内枠有利の傾向が強い。回収率についても、1~4枠が単勝96%、複勝81%に対し、5~8枠は単勝66%、複勝74%。こちらも内枠が優勢となっている。
また、内枠有利の傾向は上級条件の方が顕著に出ており、七夕賞においても内枠に入った馬には注目が必要だ。
<福島芝2000m OP以上の枠別成績>
1~4枠【9-10-8-87】
複勝率23.7%、複勝回収率87%
5~8枠【6-5-7-102】
複勝率15.0%、複勝回収率41%
※集計期間:2021年7月10日~2026年7月5日
差しが決まる

<福島芝2000m 脚質別成績>
逃げ【17-11-13-98】
勝率12.2%/連対率20.1%/複勝率29.5%/単勝回収率137%/複勝回収率119%
先行【55-70-45-287】
勝率12.0%/連対率27.4%/複勝率37.2%/単勝回収率85%/複勝回収率119%
差し【49-43-60-528】
勝率7.2%/連対率13.5%/複勝率22.4%/単勝回収率116%/複勝回収率90%
追込【8-6-10-567】
勝率1.4%/連対率2.4%/複勝率4.1%/単勝回収率16%/複勝回収率16%
マクリ【5-2-5-10】
勝率22.7%/連対率31.8%/複勝率54.5%/単勝回収率220%/複勝回収率188%
※集計期間:2021年7月10日~2026年7月5日
脚質別成績では、差しが決まりやすい点がポイント。それは同じ1周コースである福島芝1800m(差し:複勝率17.1%)と比較しても見てとれる。
2000mコースは最初のコーナーまでの距離が500m超と長く、先行争いが激しくなってペースが流れやすい。特に、OP以上のような上級条件ではその傾向が強く、七夕賞においても、差し勢の台頭には警戒が必要だ。
<福島芝2000m OP以上の脚質別成績>
逃げ【3-1-1-10】
複勝率33.3%、複勝回収率133%
先行【7-4-1-40】
複勝率23.1%、複勝回収率61%
差し【3-9-11-70】
複勝率24.7%、複勝回収率91%
追込【1-0-1-67】
複勝率2.9%、複勝回収率7%
マクリ【1-1-1-1】
複勝率75.0%、複勝回収率175%
※集計期間:2021年7月10日~2026年7月5日
キズナ産駒が抜群

<福島芝2000m 種牡馬別成績>
キズナ【14-5-11-41】
勝率19.7%/連対率26.8%/複勝率42.3%/単回収率198%/複勝回収率119%
サトノクラウン【5-0-2-22】
勝率17.2%/連対率17.2%/複勝率24.1%/単勝回収率130%/複勝回収率75%
ジャスタウェイ【4-6-4-25】
勝率10.3%/連対率25.6%/複勝率35.9%/単勝回収率63%/複勝回収率185%
※集計期間:2021年7月10日~2026年7月5日
■キズナ
複勝率40%超、単複回収率100%超と非常に優秀。その中でも、末脚を使える馬が狙い目だ。集計期間内の前走上がり順位別成績が以下の通りとなる。
前走上がり5位以内
【12-4-6-11】複勝率66.7%、複勝回収率190%
前走上がり6位以下
【2-1-5-25】複勝率24.2%、複勝回収率66%
上記のように、基本的には前走で上位の上がりを記録した馬を選びたい。
■サトノクラウン
全体成績は勝率17.2%、単勝回収率130%とキズナ産駒に劣らず優秀。基本、内枠有利のコース傾向ではあるが、当産駒の場合は外枠に入った馬が好成績だ。該当産駒は見かけた際は、枠番にも注目してほしい。
1~4枠【1-0-1-16】
複勝率11.1%、単勝回収率9% 複勝回収率26%
5~8枠【4-0-1-6】
複勝率45.5%、単勝回収率329% 複勝回収率156%
■ジャスタウェイ
単勝回収率63%に対し、複勝回収率185%。複勝率の高さも踏まえ、2、3着付けで検討したい。注目したいのは前走4角位置。好走馬のほとんどは4角通過順が4番手以下だった。
前走4角3番手以内【0-1-0-6】
複勝率14.3%、複勝回収率67%
前走4角4番手以下【4-5-3-16】
複勝率42.9%、複勝回収率197%
荻野極騎手は2、3歳で単回収率200%超

<福島芝2000m 騎手別成績>
戸崎圭太【11-7-8-18】
勝率25.0%/連対率40.9%/複勝率59.1%/単回収率93%/複勝回収率87%
荻野極【5-4-4-33】
勝率10.9%/連対率19.6%/複勝率28.3%/単回収率132%/複勝回収率94%
津村明秀【4-4-3-26】
勝率10.8%/連対率21.6%/複勝率29.7%/単回収率101%/複勝回収率92%
※集計期間:2021年7月10日~2026年7月5日
■戸崎圭太 騎手
トータルでの複勝率は驚異の59.1%。素直に信頼できる。また、1着付けで狙う場合は、枠に注目。下記のように、内目の枠での勝率、回収率が抜群だ。
1~4枠【9-2-4-7】
勝率40.9%、単勝回収率155%
5~8枠【2-5-4-11】
勝率9.1%、単勝回収率31%
■荻野極 騎手
単勝回収率が132%と黒字域を記録。これを深掘っていくと、勝ち馬5頭はすべてが2、3歳で、成績は【5-0-2-19】勝率19.2%、複勝率26.9%、単勝回収率233%と妙味が大きい。一方で、4歳以上は【0-4-2-14】複勝率30.0%。好走率は優秀だが、勝ち切れていない点は覚えておきたい。
■津村明秀 騎手
津村騎手もトータルで単勝回収率100%を超えている。注目したのは好走例すべてが4枠から外である点。母数は少ないが、1~3枠では【0-0-0-6】。対して、4枠から外は【4-4-3-20】複勝率35.5%、単勝回収率120%、複勝回収率110%と狙い目だ。
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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